育児・主婦業は「無職」ではない!!…仕事復帰を邪魔する“決めつけ”を壊す方法
2020年08月28日 公開 2022年08月01日 更新
「育児の実績」をアピールして仕事復帰した人も
「今、育児に専念している方は、ブランクがあるからと意気消沈する前に、子育てにおいて成し遂げてきたことをリストアップしてみて欲しいです。子育てで培ってきたことを書き出してみることで、出産前よりも、必ずレベルアップした自分に出会えます」
と話すのは、6年ぶりに仕事を再開した主婦の高橋由紀子さん(仮名)。
高橋さんは、幼稚園で役員を務め、100人規模のイベントで指揮を執り、リーダーシップと企画力を発揮しました。この取り組みを企業にアピールしたことが、仕事復帰につながったそうです。
育児や主婦業でも、何をどのようにスキルアップできたのかを具体的に企業にアピールすることができれば、企業側も好意的に受け取ってくれるのです。
もしかしたら、専業主婦という肩書きに、肩身の狭い思いをしている人がいるかもしれません。しかし、子育て中の主婦は決して「ブランク」という期間ではないのです。
子どもという未来資源の育成を担い、地域のためにさまざまな役割を担っている、なくてはならない存在です。大切なことは、自分たちが社会で重要なポジションを担っているということを実感し続けることです。
母親たち、一人ひとりが育児に専念している期間に自信を持って過ごすことができれば、母親になっても働き続けることができる環境、そして、一度退職してしまっても責任のあるボジションに復帰しやすい社会をつくることができるのではないでしょうか。
子育てで培った経験をいつの日か、キャリアに変え、お給料という形に変える日がくるまで、毎日を精一杯、胸を張って過ごすことが大切です。