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40代で「大きな結果を出す人」と「終わる人」を分ける“時間の使い方”



2020年09月16日 公開

佐々木常夫(元東レ経営研究所社長)

 

人間、いつからでも、何歳からでも本気になれる

安藤百福にとって、自分の情熱を傾けた対象は、いうまでもなく食品事業でした。

安藤は1957(昭和32)年、47歳のとき、理事長を務めていた信用金庫が破綻し、自宅を除く財産がすべて取り上げられ、無一文になってしまいました。

しかし、そんな絶望状態の中、彼はそこからたった一人で、世界初のインスタントラーメンの開発に着手します。食品関係の専門家でもなければ、めんづくりの経験もありません。ですが、懸命の努力の末、翌年、あの「チキンラーメン」を世に出すのです。

彼が開発を思い立ったのは、戦後の焼け野原の中で食べるものもなく、餓死していく人の姿を目にしたことが原点にありました。

「人間にとっていちばん大切なのは食だ。食がなければ衣も住も成り立たない」
そんな思いが、彼を食品事業へと向かわせたのです。

そしてもう一つは、「このまま自分の人生を終わらせるわけにはいかない。何か自分の足跡を残したい」という執念だったと思います。

当時、日本人の男性の平均寿命は60歳代前半でした。47歳だった安藤は「人生の残り時間はもうそんなに長くない」と考えていたのです。そうした中で何かを成し遂げるためには、「時は命なり」という覚悟をもって、命を刻んでいくしかありません。安藤はそういう思いで事を成したのです。

時間の使い方は、人それぞれ自由です。いかようにも使うことができます。しかし、もし自分の人生を実りあるものにしたいなら、安藤のように自分の命を削って生きてみるという選択肢もあります。

安藤は別の場面で、「人間その気になれば、1日で1カ月分の仕事ができる」と言っています。また、「神はすべての人に1日24時間を与えられた。時間だけは金持ちにも貧乏人にも平等であるが、取り返しがつかない」とも述べています。

人生はたった一度しかありません。
自分に与えられた使命に真剣に取り組み、納得できる人生を歩きたいものです。



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