勉強時間が長い時は「ご褒美」を用意する
集中できるコンディションと環境を整えたとしても、人間が集中できるのは、せいぜい1時間半ぐらいのものではないでしょうか。私は、「すごい集中して勉強できた」と思った時で、1時間ぐらいです。
その集中できる1時間を生み出すには、前後の時間も考慮に入れれば2時間ぐらい必要になるため、勉強時間の単位は2時間が最適だと考えています。
2時間勉強したあとは、平日なら仕事をすることになりますし、休日でも別のことをすることのほうが多いでしょうか。連続して勉強する場合には、必ず10分から15分の休憩タイムを挟むようにします。
休憩タイムと言っても、椅子に座ってボーっとするのではなく、席を立ってコーヒーをいれて飲んだり、少し周辺を歩いたりします。
この休憩タイムにスマホをいじってしまうと、誘惑に負けて10分の休憩タイムが1時間になってしまったりするので、私は極力触らないようにします。受験生にも、勉強と勉強の間の休憩タイムは、スマホに触れないことをお勧めします。
休憩後はまた勉強するわけですが、連続して勉強すると、どうしても集中力は下がります。ですから、2時間勉強を連続して4時間勉強する時は、最初の2時間で強度の高い勉強をやり、2回目の2時間は、強度の高いものから低いものへと勉強していきます。
それでも最後のほうは集中力が落ちてくるので、4時間勉強する時は、ご褒美を用意しておきます。
勉強後の昼食や夕食を少し豪華にするとか、外食に行く。甘いもの好きなら、食べたいケーキや和菓子などを買っておいて、それを食べるなどです。
ご褒美を用意しておくと、「あと何十分頑張れば、○○だ。そこまで頑張ろう」と思えるので、最後まで何とか集中力を切らすことなく勉強することができます。
ちなみに、私は2時間勉強を3回連続することはありません。それは、2回が自分の集中力の限界だと知っているから。こうした自己認識も、資格試験の勉強では大切になると思っています。