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3年で10億円を築いた会社員が「不動産投資」を選んだ納得の理由

荒木陽介(サラリーマン投資家)

2022年06月07日 公開

 

結婚すると、借金をしにくくなるかもしれない

資産形成のためにローンを組む、融資を使う、つまり金融機関から借金をするというのは心理的なハードルが高いと思います。特に結婚している場合、本人は不動産投資にトライしたくても家族の反対にあうことが多い。会社の後輩社員と話をしても、「いや、妻が」とか「実家の親が」と声を曇らせて、なかなか一歩踏み出せずにいます。

先ほど「若いうちに始めたほうがよい」と述べましたが、かつ「独身」のほうが圧倒的にチェレンジしやすいわけです。

結婚すると、自分一人の経済観や価値観では行動できなくなります。いろんな家財道具が必要だし、子どもができれば教育費はかかるし、レジャーにも連れて行ってあげたいし、と「消費」にどんどん給与が回っていきます。つまり、お金が資産形成に向かわないという状態になるのです。

私の場合、たまたま妻も「投資好き」だったので何の問題もなかったのですが、これはかなり恵まれているケースだと思います。一方で、いまは3組に1組が離婚する世の中です。それに応じたお金の使い方、資産形成の仕方があるのではないでしょうか。

たとえば、私の先輩社員で、「独身時代の資産はそれぞれのもの。お互いに好きに運用しよう」と約束して結婚した人がいます。そして「結婚後にできた資産は共同で証券会社を通じて手堅く運用しよう」と。

これはいまの若い人たちに非常に適したルールだと思います。この先輩は独身時代の自分の資産で「攻めの投資」をしているそうです。

こんなふうに夫婦の資産をうまく線引きができれば、家族の反対に悩まされることなく、何の気がねもなく、自分一人の判断で不動産投資もできるようになるでしょう。

 

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