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生き方

甘え下手な人が「他人と距離を縮める」ための考え方

有川真由美(作家/写真家)

2022年09月05日 公開 2024年12月16日 更新

 

どんな場所でも、どんな立場でも、声をかけ合う関係になれる

私たちは、仕事でもプライベートでも、なにかのグループに身を置きながら生きています。

たとえば私は、家族や親戚、仕事仲間、ご近所グループ、友人グループ、海外在住のコミュニティなどがあります。

「顔を見ると、話しかけたくなる人」というのは、そんなグループのなかで、心地いい関係を築いている人です。

人間同士の一対一の関係は、"一本のクモの糸"で、グループは、その糸がつながり合っている"クモの巣"のようなものと考えるといいでしょう。

なにかあると、プッツリと切れてしまう一対一の関係に比べて、グループの関係は切れにくく、長続きしやすい反面、浮いてしまうと、孤立状態になることもあります。

信頼関係でつながった小さな"キズナ"があれば、そこにいるだけで安心したり、なにかと心強かったり。グループに加わっていることで、ワクワク楽しい気分になったりと、毎日の生活に充足感をもたらして、生きる原動力にもなるでしょう。

自分にとっての心地いい関係にするには、日々、ちょっとした会話をしたり、笑い合ったり、助け合ったり……という小さなことの積み重ねが大事です。

そこにいる人たちがどんな価値観や個性の人でも、あなたの接し方ひとつで、その輪のなかにするりと入り、声をかけやすい存在になるのです

どんな関係であっても、人生の中で出逢えるのは、縁のある人です。
すべての人とつながり続けることはできませんが、無理なく効果的なつながり方で、小さなキズナをつくっていきましょう。

 

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