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プロ野球を楽しみ、人生も学べる5冊

2012年04月01日 公開

PHP研究所

 

4月を迎え、プロ野球も開幕、スポーツ選手の動向が注目される季節となりました。
そこで、野村克也氏の『理想の野球』をはじめ、近刊書籍や好評既刊の中から今話題の“プロ野球関連本”5冊をご紹介します。
生きるヒントも満載です。


理想の野球

野村克也
本体価格740円   

 

「勝負とは、読みである」「万人に通用する配球」……。サンケイスポーツが誇る試合評論「ノムラの考え」、遂に書籍化。

野村克也の「ぼやき」は、理想と現実のギャップから生まれる。捕手、監督として、試合に勝つための理想を追い求めてきたからこその苦言である。
「打撃は備えで8割決まる」「直球は二段構えで備えよ」「ボールカウントの性質を弁えよ」「適材適所は才能集団をしのぐ」……。
普遍的な教訓と魅力的なエピソードに満ち、ヤクルトの宮本慎也選手など多くのプロ野球選手も読んでいる「サンケイスポーツ」の試合評論、「ノムラの考え」を遂に書籍化。田中将大やダルビッシュ有の分析、落合采配やイチローへの批評など野球ファンなら無視できない論評が目白押し。また「山井・岩瀬完全リレー」「シリーズMVPにふさわしい阿部の好リード」など、2007年から2011年までの日本シリーズの評論を完全収録。「誰にも負けない評論」を心がけてきた著者の注力が結実!

【 た・ち・よ・み 】 ダルビッシュの正体/野村克也


エースの資格

江夏豊
本体価格720円   

 

エースはわがままじゃなきゃダメなんだ……。「9連続奪三振」「江夏の21球」。数々の伝説を打ち立てた球界のエースが語るプロの自覚。

いま「エース」と呼べるのはダルビッシュと杉内だけだ。
 「投手分業制」「飛ばないボール」「球数制限」――ピッチャーを取り巻く環境は確実に変化しつつある。それでもなお、変わってほしくないものがある。
 エースの資格。チームの勝ち負けを一身に背負う絶対的な存在感。味方をも恐れさせる無言の力。年間20勝、完投翌日の連投も辞さなかった以前にくらべ、「真のエース」はもう生まれないのか? 阪神時代はエース、移籍後はストッパーとして輝かしい記録と記憶を残した伝説の左腕が、いまプロ野球界に厳しくも熱きメッセージを贈る。「もっともっとわがままになれ! 優等生はいらない!」

 【内容例】澤村が「巨人のエース」と呼ばれる日はそう遠くない/キャッチャーに「わがまま」と言わせたダルビッシュ/松坂が故障から復帰後どう転身していくのか見守りたい/速いだけが「いい真っすぐ」ではない/藤川が抑えで成功したのはめずらしいケース etc.

【 た・ち・よ・み 】 考えて、工夫してもダメなら、もっと考えて工夫する/江夏


プロ野球 強すぎるチーム 弱すぎるチーム

小野俊哉
本体価格720円   

 

1リーグ時代の巨人、最大の勝因は守備力。現代の横浜、深刻な敗因は1、2番。緻密なデータ分析が示す、プロ野球ファンの新常識!

藤本定義監督が率いた戦前・戦中の巨人(優勝7回)が最も秀でていたのは守備力。通算勝率ではV9巨人を上回る水原巨人の勝因は「地下室の研究会」。感動の広島初優勝、古葉監督が「MVP級の働き」と評したのは左腕・渡辺弘基だった。森西武の意外なベースボールマニュアルとは?
その一方で、1961年の近鉄は103敗もしている。阪神は87年からの15年間で10度最下位に沈んでいるが、その原因は「85年に優勝した」ことではないか。21世紀以降の横浜、投手力とともに深刻な問題は、「1-2番」だった。結成後3年で消滅したチーム、高橋ユニオンズとはどんなチームだったのか?
黄金時代・暗黒時代を迎えたチームの、象徴的な一年の全スコアを緻密に分析。研究の結果明らかになった真の勝因、敗因を明快に解説、プロ野球の勝敗の本質に迫る。


長嶋的、野村的

直感と論理はどちらが強いのか

青島健太
本体価格720円   

トップアスリートの決断の裏には、野性と知性の強烈な葛藤がある。勝負を決するのは直感なのか論理なのか。局面に応じたプロの行動学。

大切なのは感じる力か、考える力か……トップアスリートの決断の瞬間。 動物的なひらめきと「カンピューター」で常識を打ち破った長嶋茂雄。徹底した分析と言語化で「ID野球」というセオリーを打ち立てた野村克也。対極にいる二人のスーパースター、はたしてどちらがすごいのか? 
最後に勝つのは「心で感じる人間」か「頭で考える人間」か。究極の二者択一。 トップアスリートは野性(直感)の達人か知性(論理)の達人か。局面に応じて臨機応変に両者を使い分ける術もある。プレッシャーやスランプの連続に彼らはいかに立ち向かうのか。一流選手の言動に見る、勝負を決めた決断のプロセスと思考法。 
0から1を生み出す(イチロー)/なぜ跳べなくなったのか(浅田真央)/飛距離はいらない(宮里藍)/自分自身へのドンマイ(石川遼)/守備にこだわる理由(松井秀喜)/褒めて危機感を煽る(原辰徳)/野性と知性を兼ね備えたスピーチ(斎藤佑樹)etc.


現役力

自分を知ることからすべては始まる

工藤公康
本体価格 680円      

第一線で長く生き残るためには自分をどう磨き、人から何を盗むべきか? 齢45、球界最年長ピッチャーが教えるプロフェッショナリズム。

「俺はできる人間だ」と自分の心をごまかしていないか? 「フォア・ザ・チーム」が逃げ口上に使われていないか? 「休んでいい」と言われるのをどこかで待っていないか?
限界を自分で勝手に決めてはいないか?
――成功体験を捨てて、つねに新しいことに挑戦しなければ、第一線では生き残れない。特別なことは必要ないんだ。変わるきっかけはそこらじゅうに転がっているんだから。気づくか気づかないか、それが未来を分ける残酷な境界線……。
限界を超えてはじめて到達できる「プロフェッショナル」の境地。プロ野球記録の実働28年目、現役最年長の45歳。それでもなお変化を恐れない強い気持ちは、どこから湧き上がってくるのか?
会社や組織ですらアテにならない難しい時代を生きる私たちに、みずからを活かすための指針を与えてくれる魂の1冊。
自惚れない、でも、へこたれない。逆境にいてこそ、むしろギラギラと目を輝かせる男の生き様を見よ!

 

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