1. PHPオンライン
  2. くらし
  3. なぜ鉄道会社がダンス?西武鉄道「エミダン!!」第2弾 プロのレッスンで高校生50名が沿線アンバサダーに

くらし

なぜ鉄道会社がダンス?西武鉄道「エミダン!!」第2弾 プロのレッスンで高校生50名が沿線アンバサダーに

PHPオンライン編集部<PR>

2026年04月07日 公開 2026年04月09日 更新


指で西武鉄道のシンボルマークを表現

東京の北西部から埼玉にかけて路線を展開する西武鉄道は、鉄道事業だけでなく、地域の活性化にも積極的に取り組んでいます。昨年からは、ダンスで沿線を盛り上げるプロジェクト「エミダン!!~西武線沿線を彩るダンスプロジェクト~」を実施。2026年3月、所沢でお披露目イベントが開催され、沿線11校から集まった高校生が圧巻のパフォーマンスを披露しました。ダンスで地域を活性化とは…?熱気あふれるイベントの模様と、プロジェクトに込められた想いをレポートします。
(取材・文:PHPオンライン/次重浩子)

 

今年のテーマは「お祭り」

円陣を組む「エミダン!!」メンバー

イベントが行なわれたのは、2026年3月20日(金・祝)、場所は複合商業施設エミテラス所沢のイベントスペースです。このプロジェクトについて、西武鉄道株式会社の貝田雅尭さん、入口愛梨奈さんにお話をお伺いしました。

――そもそも「エミダン!!」は何の略なんでしょうか?
貝田さん:「我々西武グループのスローガンが『でかける人を、ほほえむ人へ。』でして、その『笑み』に『ダンス』を足して短くしたのが『エミダン!!』です。2024年12月にプロジェクトがスタートし、今年は2年目の『season2』となります。西武線沿線を中心とした高校にお声がけさせていただき、11校・50名の高校生が参加してくださっています」

――地域活性化にダンス、というのはあまり聞かない気がするのですが。
貝田さん:「中学校の体育でダンスが必修になっていることもあり、高校にダンス部が創設されるなど、ダンス人口が増えていることに着目しました。たとえばサッカーやバスケットなど、スポーツ大会を開催するのも有意義だと思いますが、出場できる人数は限られています。それに対してダンスには人数の制限がなく、しかもみんなが主役になれる。イベントを開催すれば、ご家族や友達が見に来てくれて、人の輪ができやすいと考えました」

――「エミダン!!」プロジェクトでは、参加している高校生全員で一つのダンス作品を作り上げるんですね。
入口さん:「今年はオリジナル楽曲『ViViVi(ビビビ)』が本プロジェクトのために制作されました。振付とダンス指導は昨年に続いて、プロダンスリーグD.LEAGUEのCHANGE RAPTURES(チェンジラプチャーズ) に所属するTANUKI選手にお願いさせていただいています。今年のテーマは『お祭り』なんです。懐かしさを感じられて、子供から大人までが親しめる雰囲気もありつつ、高校生が楽しんで踊れるようにとミーティングを重ね、流行のモチーフも取り入れた素敵な作品に仕上げてくださっています」

 

気持ちを合わせて、心から楽しんで


息の合ったパフォーマンス

小さいお子さんを連れたご家族、高校生グループ、買い物途中の方など、大勢の観客が見守る中でイベントがスタート。舞台上には背中に「祭」と書かれた揃いの法被を着た高校生が登場し、軽快な音楽に合わせて、フォーメーションを複雑に変えながらスピード感のあるダンスが繰り広げられます。

このお披露目イベントに参加しているのはフルメンバーではなく42名とのことですが、迫力満点。躍動感と熱気がすごいです。盆踊りを思わせる円形の動きがあったり、組体操で櫓を表現したり、「祭り」の要素が取り入れられ、誰もが見ていてわくわくするパフォーマンスとなっています。

イベント後、初めて「エミダン!!」に参加したという高校生にお話を伺うことができました。

「学校の先生に勧められて友達と一緒に参加することにしたんですが、他校の子たちともたくさん仲良くなれました。練習では新しいダンスも覚えられてすごく楽しかったです」(鷺宮高校・藤山るなさん)

「先輩たちが去年から参加していたことと、TANUKIさんが僕の学校の卒業生ということもあって、いい機会だからと思い参加しました。TANUKIさんからは、『ダンスのレベルを上げるよりも、みんなで楽しむことのほうが大事』という言葉をいただいて、発表ではダンスを心から楽しんで踊れたと思うし、みんなで気持ちを合わせて、会場を盛り上げることができたと思います」(所沢高校・峰岸要さん)

「ダンスがすごく好きで、TANUKIさんに指導していただけると聞いて参加させてもらいました。普段踊っているダンスとは違うので『難しいな』と悩んだこともあったんですけど、他のメンバーがすごく優しく教えてくれたので、練習の時間もいい思い出として心に残っています。私は一人で参加しているんですが、私が参加しているのを見て、来年は『参加したい』って言ってくれる子がいたらいいなって思います」(府中高校・勝沢萌衣さん)

 

メンバーの一人ひとりがアンバサダー

振付とダンス指導を担当するCHANGE RAPTURESのTANUKIさんは所沢出身・所沢高校の卒業生で、昨年に続いて2年目の参加となります。高校もダンスのレベルも違う子たちを指導するのは難しかったのではないでしょうか。

TANUKIさん:「たしかにダンス経験はまちまちですが、みんなやる気のある子たちでテキパキ動いてくれたので、進行しやすかったです。普段高校生と関わる機会があまりないので、『テスト大丈夫?』とかいろいろな話をして、ダンサーとしてだけでなく、プラスアルファの部分も含めてみんなと関わっていけたら、と思いながら参加させてもらいました。
みんな本当に熱心だし、自分が高校生の時よりもすごくうまい。今後の活躍が楽しみだなって思いますね」

「エミダン!!」は今回のお披露目イベントを皮切りに、ミュージックビデオの制作、各種イベントでのダンス披露など、地域の人々へ笑顔を届ける活動を継続していく予定だそうだ。貝田さん曰く「メンバーの一人ひとりが沿線のアンバサダー」とのこと。キラキラした瞳の若きアンバサダーたちを目にすることがあったら、ぜひ応援してあげてほしい。

世界的ダンサーTAKAHIROさんのエッセイ『「私なんて」と考えてしまうあなたも、絶対に前向きになれる40の言葉』が贈呈され、笑顔を見せる「エミダン!!」メンバー

関連記事

アクセスランキングRanking