「成長スイッチ」をONにすれば、すべてがパンッと変わり始める!
2013年08月06日 公開 2021年02月05日 更新
「3つの成長スイッチ」であなたは必ず脱出できる
「停滞メカニズム」から脱出するには、2つの方法があります。
それは「短期的な脱出法」と「長期的な脱出法」です。
「短期的な脱出法」とは、いつもどおりの変化のない日常のリズムに、意識的に変化を取り込むことです。たとえば、新しい習い事を始めてみたり、仕事のやり方を変えてみたり、違う人と会うなど日常に変化を取り入れることです。
いつもと違うこと、挑戦をすることで新しい可能性に気づくことができ、「停滞メカニズム」から一時的に抜け出すことができます。
しかし、これらの一時的な変化では、すぐに「停滞メカニズム」に舞い戻ってしまいます。無意識の力は、意識より圧倒的に強いからです。新しい挑戦や変化は場当たり的に繰り返しても一時的な効果に終わってしまいます。
私も「停滞メカニズム」から抜け出すために、ビジネススクールに通ったり、習い事を始めたり、異分野の人と交流したりと、手当たり次第に新しいことを始めていました。
最初は新鮮でいいのですが、自分の方向性や理想が明確でないため、一時的な刺激や変化を味わうだけに終わってしまいました。
結局同じことの繰り返しをしている自分がそこにいたのです。
そこで根本から見直さなければいけないと、自己対話を繰り返し、本当に望む人生とは何か、何が好きなのか、どう生きたいのか、そんな大きなテーマを考え続けました。多くの人に会い、多くのセミナーに出て、それに近づく行動や習慣を繰り返す。
こんなことの繰り返しから、人生の軌道がどんどん変わり、自分のミッションである「習慣化で人生を変える」を発見し、今は独立して、本を書いたり、講演をさせていただいたりしています。
それは、今も続けていることであり、一生涯行うつもりです。
これを「長期的な脱出法」と呼びたいと思います。
私は、習慣化コンサルタントとして200人以上の人生に関わってきました。「自分のやりたいことがわからない」「転職しようか、独立しようか迷っている」「自分を成長させるためにはどうすればいいか」などテーマは多岐にわたっています。
それらのクライアントに「長期的な脱出法」を提案し、望ましい状態に導くために、私は次の3つのことを意識してコンサルティングをしています。
この3つのことができれば、あなたも本格的な成長軌道に乗り、長期的にも自分らしい人生を手にすることができます。
1.将来の方向性を明確にする
自分の理想が明確だと、成長の方向性が定まります。成長とは、望ましい状態への変化のことです。だからこそ、自分がどの方向に進みたいのか、理想が明確になっていることが大切です。
2.変化への行動を起こす
「変化領域」に入るためには、勇気を持って行動する力が必要です。居心地の悪さ、恐怖、不安をどのように乗り越えて行動していくかが、2つめのカギです。
3.成長の習慣を身につける
長期的に成長し理想を手にするには、「続けること」が重要です。マルコム・グラッドウェル氏が提唱した「一万時間の法則」というのがあります。
これは、スポーツ選手やビジネスパーソンなど「天才」「一流」と呼ばれる人たちがその地位にのぼりつめた背景を分析した結果、スポーツでも音楽でも何でも、何かに習熟して一流になるのに、人は一万時間の練習(積み上げ)が必要なのだというのです。
継続は力なり、習慣は第二の天性と言われます。
さらにアリストテレスの言葉を借りるならば、「人は習慣によって作られる。優れた結果は一時的な行動ではなく習慣から生まれる」のです。
続けることの中から真の成長と成果は生まれます。これが「停滞メカニズム」からの「長期的な脱出法」です。
私は、人生レベルで成長を続けるにはこの3つを三位一体で実践することをご提案したいと思います。そして、これらを「3つの成長スイッチ」と呼びます。
「3つの成長スイッチ」は相互に連携しながら発展していくものです。だからこそ、3つのスイッチが同時に入っている必要があります。
そこで本書『人生を決める「成長スイッチ」をONにする!』では、この3つのスイッチを入れて、成長スパイラルに入れるよう、具体的なスケジュールを提示していきます。