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「お酒が弱くなってきた」と思った人は必見!

葉石かおり(エッセイスト/酒ジャーナリスト)

2018年08月10日 公開 2024年12月16日 更新

 

お酒を飲む前に大量の野菜を食べる

 まずは、お酒を飲んでいるときの食べ物について。

 私の場合、自宅での毎晩の晩酌は、たっぷりの野菜サラダからスタートします。その際、よりヘルシーになるよう、カロリーの高いドレッシングではなく、バルサミコ酢やオリーブオイルを使用しています。

 実体験のある方も多いかと思いますが、空腹状態でアルコールを摂取すると、胃腸での吸収が早まり、悪酔いや二日酔いの原因になります。一瞬気分が良くなっても、おいしく飲み続けることはできません。

 まずはカサのある野菜をしっかりとることで空腹を解消し、以降のお酒やおつまみをゆっくり味わえるように「下地作り」をします。そして、糖質の多いご飯などは控え、つまみでもメインでも、肉や魚を中心に食べます。肉などに含まれるタンパク質は、胃でのアルコール吸収を穏やかにして、血中アルコール濃度の上昇を抑えてくれる作用があります。さらに、肝機能を向上させるアミノ酸の材料にもなります。

 ちなみに、夕食が外食のときも、なるべく野菜と肉をとり、糖質は控えるようにしています。とはいえ、気の置けない仲間と飲むときや、仕事先の人との会食など、イチイチ気にしていたら楽しみきれないし、話に集中できないこともあるでしょう。私の場合、そのときは、その場は楽しく飲食し、前後の食事で摂取するものを調整するようにしています。

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「お酒の横に水」はむしろ酒好きの証

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