日本人が英語を話せない最大の理由は「“勉強”しているから」
2020年04月17日 公開 2020年04月17日 更新
英語を嫌いにならない工夫をすればいい
英語が苦手な人は、英語が嫌いです。鶏が先か卵が先かの議論になるかと思うのですが、「できない」という思い込みと「嫌い」という感情は密接な関わりがあります。
私がそうだったから、その気持ちはよくわかります。でも英語がずっと嫌いなままだと、楽しくないから勉強するのも辛いし訓練するのも嫌ですよね。
嫌いでい続けると、結局英語は身につかないと思うんです。
英語苦手だな、嫌いだな、嫌だな、と思いながら勉強していると、真面目に実直に勉強しているのにも関わらず、効率はすごく下がってしまいます。
「英語を好きになるためにはどうすればいいか?」
「英語をこれ以上嫌いにならないためには?」
ここを今一度、真剣に考えて対策を取ることが英語上達の近道になるかと思います。それが私の場合はフランスに行くことでした(笑)。
もちろん、全員の人にフランスに行けといっているわけではありません。
また、同じように英語以外の言語を勉強したら英語が相対的に好きになるかといえば、必ずしもそうではないと思います。
ただ、英語が嫌いにならずに続けられるにはどうしたらいいか、辛いことを続ける前に試してみてほしいんです。
たとえば、英語圏ではなく、片言の英語が通じるアジアへ一人旅に行ってみるとか、好みのタイプの人がいるインターナショナルパーティに行ってみるとか、大好きな本を英語版でも読んでみるとか、お気に入りの映画やドラマを字幕がなくても自分でアテレコできるくらい観るとか、いろいろ、英語を楽しいと思える何かを見つけてみるといいと思います。
英語のいいところは、別に英語圏以外でもある程度使える――いや、これからの時代はすごいどこでも使える――ということですよね。
ぶっちゃけ日本人と日本以外の場所であれば、「英語を使ってなにかする」ことには広い可能性があると思います。
やっぱり日本人だけで日本語ができる相手と英語で話すことよりも、英語でしか通じ合えない人と話したり、理解しあえる、そんな経験を増やしていくのがいいと思う。
通じあえることは人間同士の喜びでもあるし、楽しい経験として残って、「英語を嫌い」な気持ちを薄めていくことになると思います。