ワイン初心者が「好みの一本」を簡単に見つける方法
2021年06月08日 公開
好きなワインの写真を見せてみる
日々ワインを飲んでいくにつれ、これは美味しかった! 好きだった!というワインも増えていくと思います。味わいや香りの特徴を書いて記録できるとベストですが、少なくとも写真だけは撮っておきましょう。できれば裏ラベルまで撮っておきます。
レストランに行ったら、「このワインが好きでしたが、似たようなものはありますか?」と聞いてみましょう。あまりにマニアックなワインなら判別不能な場合もありますが、日本に輸入されたワインには必ず裏ラベルに内容表示があるので、とりあえず見せてみましょう。わかる範囲で、好みに合うものを選んでくれるはずです。
そんなの恥ずかしいし、マナー違反では?と心配になるかもしれませんが、他で飲んだワインの写真を見せることがマナー違反だというルールはありませんし、客として好きなワインを頼むためには色々な方法を取るべきです。うろ覚えの情報をソムリエに調べさせて多すぎる手間をかけるお願いでないかぎり、全く問題ないでしょう。
それよりも、味の好みを伝えられず、いまいちなワインだな、と思いながら食事の時間を台無しにするほうが、よっぽど残念です。ソムリエとしても、お客様が喜ぶワインを提供したいと願っているはずです。
価格帯による味のレベルを覚える
ワインを飲み慣れていくと、ワイン価格のだいたいの感覚が掴めてくるものです。「安ウマ」がよく謳われますが、確かに安くて美味しいものは存在します。でもそれは「この価格レンジにしては美味しい」という意味です。
奇跡のようにものすごく安くて、なおかつ素晴らしいワインは存在しません。少なくとも、私は知りません。1000円のワインと1万円のワインは、別の次元にあるのです。
日本の輸入ワイン市場は非常に成熟しており、輸入業者、販売者は、すでにある常識的かつ大まかな価格設定に従って販売価格を決めているといえるでしょう。
千円程度のもの、三千円程度、六千円程度、一万円以上というように、それぞれのレンジでは、確実に味や構成の複雑さが異なってきます(もちろん、フランスやイタリアのワインはスペインやチリより一般的に高い、といった原価事情は考慮しなくてはいけないのですが)。
家で買ってきて飲む、もとい試飲するときは、いくらのワインがどのくらいの味のレベルだったかを、まず体に染み込ませます。
たとえば、同じブドウ品種(カベルネ・ソーヴィニヨンなど)のワインを、産地など気にせずに千円台、三千円台の2本を買ってみます。そして飲み比べると、分析せずとも、味の違いは歴然だとわかるでしょう。
このような比較トレーニングはもちろん効果的ですし、毎日、ランダムに価格帯を変えながらワインを飲むだけでも、各価格帯のワインの味レベルが、ざっくりとわかってきます。値段によってワインって味が違うんだな、ということを、日々飲んで覚えましょう。