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自分を苦しめる“親子関係の典型例5つ”...生きづらさを取り除くには?

Poche(心理カウンセラー)

2023年03月28日 公開

自分を苦しめる“親子関係の典型例5つ”...生きづらさを取り除くには?

一番身近な存在だからこそ、心の支えにもなれば、逆に深く傷つけ合うこともある親と子の関係。親とのコミュニケーションにストレスを感じていたり、親の影響で自分らしく生きられないと悩んだりしているなら、一度ゆっくり自分と向き合ってみましょう。

※本稿は、『PHPスペシャル』(2023年4月号)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

人間関係のベースは幼少期の親子関係にある

私は人間関係や親子関係を中心にカウンセリングを行なっています。お話しする前に、申し上げておきたいのは、この記事はあくまで自分が子供の頃に戻って、子供の立場でお読みください、ということです。

自分が親だという方も、今の自分と子供との親子関係はさておいて、ご自身の親との関係がどうだったかを振り返っていただきたいのです。

というのは、親子関係も含めて人間関係がうまくいかないと悩んでいたり、生きづらいと感じていたりする場合、その根本的な原因は「子供の頃の自分と親との関係」にあるかもしれないからです。

心理学では、0歳から6歳までの人間関係が、その後の人間関係のベースを形成するとされています。多くの場合、子供にとって生まれて初めて接する存在は親です。世の中のルールをまったく知らない中で、子供は親に愛され、認めてもらうために行動をします。

たとえば、泣いたらミルクをもらえるとか、おとなしくしていると親がかまってくれる、といったやりとりを通して人間関係のスキルを学んでいくのです。

この人間関係のベースがそもそもおかしかったり、ずれてしまったりしていると、大人になって人間関係がうまくいかず、生きづらさにつながることがあります。今の自分が、親からどのような影響を受けてきたのか。まずはそれを知ることが大切です。

しかし、どのような親子関係であっても、自分が困っていなければ変える必要はありません。大切なのは、自分がどのように感じているかです。

今、悩みがあるなら、過去の親子関係のどこかに理由があるかもしれないと見直してみること。「これは自分のせいではない」と納得できれば、自分を責めないですみ、心が楽になるはずです。

 

大人になってからも「子供を苦しめる親」5タイプ

大人になってからもマイナスの影響を与える、代表的な親のタイプを紹介します。

(1) かまいすぎる親
常に子供の行動に干渉したがる過干渉型と、何でも親がやってしまう過保護型がある。小さな子供にするようなことを「大人になった子供」に対してもやり続ける。

(2) 親子が逆転する親
精神的な面で親と子供の役割が逆転した状態。子供をありのまま受け入れるべきところを、逆に子供にありのままの自分を受け入れさせ、尽くさせようとする。

(3) コントロールする親
子供の危険を避けるためにしていたコントロールを、大人になってからもし続けるタイプ。おどしや批判、からかいなどの手法を用いて巧妙に子供をコントロールする。

(4) 自己愛が強い親
自分が注目の的になりたいので、周囲の注目が自分より子供に向くのが許せない。母と娘の関係では、娘をライバル視したり、容姿を批判したりすることも。

(5) 無関心・虐待する親
子供を人間ではなくモノのように扱い、愛情をいっさい与えない。親自身が子供の頃、充分に親から愛されずに育っているケースが多い。

※複数のタイプが混在していたり、成長過程でタイプが変化したりする場合もあります。

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