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青木さやかさんがFPに相談「老後資金どうしたらいい?」 50代から考える身の振り方

青木さやか(タレント)

2026年01月05日 公開

青木さやかさんがFPに相談「老後資金どうしたらいい?」 50代から考える身の振り方


青木さやかさんと、ファイナンシャルプランナーの坂本綾子さん

50代に入ると、「老後」という言葉が少しずつ現実味を帯びてきます。しかし、何から考えればいいのか分からず、不安だけが先に立つという人も多いのではないでしょうか。青木さやかさんも52歳となり、「自分はまだ働き盛り」と思う一方で、老後のお金や働き方をどう考えるべきか迷い始めています。そこで話を聞いたのが、FPの坂本綾子さんです。

"悔いのない老後"をおくるためのヒントを、書籍『貯蓄が苦手な人こそ読んでほしいお金の第一歩 お金まわりを見直したら人生が変わった』より紹介します。

※本稿は、青木さやか著『貯蓄が苦手な人こそ読んでほしいお金の第一歩 お金まわりを見直したら人生が変わった』(日経BP)より内容を一部抜粋・編集したものです

 

50代からは老後について考えたい 棚卸しをして悔いのない人生を

【青木】老後といえばこんな話が。アパホテルの社長が旦那さんに「老後が心配なので貯金したい」と相談したんですって。そしたら旦那さんから「今が老後や」と言われたそうで。笑えます。確かに私も自分がまだ絶賛働き盛りという気がして怖いです。52歳。老後への心構え。切実なところを先生に教えていただきたいです。

【坂本】さやかさん、女性への優遇がなくなる今後の変化としては。

【青木】どきどき。

【坂本】厚生年金に入っている夫がいれば夫の死後、遺族年金がもらえるのですが、遺族年金はなくなっていきます。徐々に。

【青木】シングルの私には関係ありませんが、これは大きな変化ですね。

【坂本】年金制度が変わっていきますから、先のことを心配しすぎずに、今できることをやり、ニュースで最新情報を確認して対策をブラッシュアップしていきましょう。

【青木】承知しました。現時点で自分でできる努力は何をすればいいでしょう。

【坂本】自助努力をする人に対して有益な制度・お得になる仕組みがあります。例えばiDeCoです。

【青木】よほどiDeCoは大事なんですね。先生、一般的に定年退職の年齢はいくつですか?

【坂本】60歳です。

【青木】若いですね! 希望したら会社に残ることができるのですか?

【坂本】会社には65歳までの雇用確保の義務があります。ですが部署や肩書きが変わったり給与が減ることも。定年前と仕事は変わらないのに、という不満も聞きます。

【青木】戦力になっているのにひどいことです。

【坂本】定年退職後に転職したりフリーになったりする人もいるでしょう。個人の判断でどうするか。

【青木】となると、定年の前から、その先の老後の身の振り方について考えておいたほうがいいですね。

【坂本】定年後の人生は、遅くとも55歳くらいから考え始めたほうがいいですね。自分にはどういう能力があり、どんなキャリアを築いてきたか、これから何をやりたいか。自分の棚卸しをし、自分で考える。失敗してもいいからとチャレンジする人もいれば、安定を選ぶ人もいます。それぞれの人生を悔いのないように。

【青木】私は現在52歳。長年付き合ってきた自分自身とよく話し合って早めに決めます。

【坂本】さやかさんには定年はありませんから。それに新しい活動の1つでYouTubeを始めたじゃないですか。

【青木】あれは老後の活動とは思っていませんでしたが。まあでも、今の時代、自分のスキル、やりたいこと、そして時代に合致するものを見つけることに必死です。取り残されないように、自身の核は残しつつ、私は死ぬまで働き盛りを希望しますね。

 

年金はいつからもらうのがベスト? 

老齢基礎年金は66歳以降 最大75歳まで繰り下げられる

【青木】年金は何歳からもらえるんですか?

【坂本】原則65歳です。繰り上げもできるし、75歳まで繰り下げもできます。

【青木】どちらがお得でしょう?

【坂本】私は原則である65歳からもらうのがいろいろとバランスがいいのでベストだと考えていますが、国は繰り下げてほしいと思っています。前倒し(繰り上げ)は、早くもらえますが年金月額は減る。前倒しで気をつけてほしいのが、60歳から年金をもらっていた場合、65歳までに障害者になった時、一度年金をもらっていると、障害年金への切り替えができません。障害の程度にもよりますが、繰り上げた年金額より障害年金のほうが多くもらえます。

【青木】なるほど。もし、70歳でもらおうと考えていたのに、68歳で亡くなった場合は?

【坂本】今は配偶者が、本人がもらう予定だった厚生年金の4分の3もらえます。

【青木】私は配偶者なし。子どもがいますが、子どもはどうでしょう?

【坂本】高校卒業前なら遺族年金をもらえますがそれ以降はもらえません。

【青木】なんと! お金の面だけでいうと、結婚していたほうが得なんですね?

【坂本】極端な意見ですが、それでいえば子なし、既婚が得ですね。ただ、いずれは夫が60歳までに死ぬと遺族年金は原則5年間の有期給付になる予定です。

【青木】質問を変えます。入金したお金、もとが取れることはあるんですか?

【坂本】長生きした人は得する仕組みです。11年目でもとが取れます。65歳から受給の場合だと76歳から、納めた年金保険料の総額より受け取る合計額が多くなります。

【青木】ちなみに平均寿命を見ると女性は87歳(※男性81.09歳、女性87.14歳 [2024年7月厚生労働省資料])。年々延びていますね。

【坂本】「健康」は1つのキーワードです。自分の体のこともしっかりとみる。

【青木】体が資本。

【坂本】年金だけを当てにせず。子どもがいない人は貯蓄をしやすいから頑張る。子どもがいる人は40代、50代の教育費は大変ですから、教育費が終わったところからラストスパート! 何年稼げるのか計算し、追いつけ追い越せで頑張りましょう。

【青木】理想は人それぞれ。隣の芝生は青く見えるが、頑張ろう日本人。

 

プロフィール

青木さやか(あおき・さやか)

タレント

1973年愛知県生まれ。名古屋学院大学外国語学部卒業後、フリーアナウンサーを経てタレントに。2003年に「どこ見てんのよ!」の決めゼリフで大ブレイク。07年に結婚、10年に出産、12年に離婚。俳優、エッセイストとしての活動の幅を広げる。『50歳。はじまりの音しか聞こえない』(世界文化社)ほか著書多数。

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