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最後に「奇跡」が待っていた 蒲郡の繊維産業を追うドキュメンタリー映画『わたのまち、応答セヨ』

PHPオンライン編集部

2026年10月08日 公開

最後に「奇跡」が待っていた 蒲郡の繊維産業を追うドキュメンタリー映画『わたのまち、応答セヨ』


写真:(c)Gontents

愛知県蒲郡市の繊維産業を追ったドキュメンタリー映画『わたのまち、応答セヨ』が、10月12日(月・祝)に全国のケーブルテレビ局で一斉放送される。日本ケーブルテレビ連盟の呼びかけに、112社が参加。うち同日に同時放送するのは97社で、視聴可能世帯は2200万に達する。地域発のドキュメンタリーを全国規模で共有する取り組みは、ケーブルテレビ業界で初めてだ。

 

戦後に栄えた繊維の街を描く

わたのまち、応答セヨ
(c)Gontents

舞台の蒲郡市は、戦後、織れば売れるといわれるほどの好景気に沸いた繊維の街。しかし時代は変わり、最盛期に市内で約1000あった繊維産業の会社は、現在10社ほどになった。

映画づくりは、市から「街の繊維産業に光を当てる映画を作ってほしい」と依頼されたことで始まる。企画・プロデュースは「電波少年」シリーズで知られる土屋敏男さん、監督・撮影・編集は元日本テレビの岩間玄さん。製作は、地元のケーブルテレビ局である三河湾ネットワークが市との間に入る形で進められた。ただ、活気を失った街での撮影は難航したという。

 

職人との出会いから、ロンドンへ

わたのまち、応答セヨ
(c)Gontents

転機は、綿を種から育てて三河木綿を織る、80歳超の職人・鈴木さんとの出会いだった。鈴木さんは、1200年前にこの地へ綿が伝来した歴史にこだわることが自分たちのルーツだと考える人物だ。岩間監督は鈴木さんを追う中で、作品の道筋を見いだしていった。

わたのまち、応答セヨ
(c)Gontents

撮影が進むにつれ、街にも動きが出てきた。繊維業者の石川さんが蒲郡市博物館で江戸時代の三河木綿のデザイン帳を見つけたことから、かつての三河木綿を現代に甦らせる「三河木綿復刻プロジェクト」が始動。市が「東京ガールズコレクション」に作品を発表する施策に関わっていた若手の岡田さんも加わり、物語の舞台は蒲郡からロンドンへと広がっていく。

 

終盤に待つ「奇跡」

わたのまち、応答セヨ
(c)Gontents

本編は99分。語りは岸井ゆきのさんが務める。2025年に全国の劇場で公開された作品で、映画づくりが職人や繊維に関わる人々を動かしていく過程と、日本のモノ作りの本気が海を越えて人々の心をつかむ様子を追う。背景にあるのは、地場産業の衰退や人口減少といった、多くの地方に共通する課題だ。

土屋さんはイッツコム主催の取材会で、「最後にとんでもない奇跡が起きます。それは、そこに集まった人たちの本気が連なった時に現れたものです」と話した。どんな奇跡なのかは、ぜひ本編で確かめてほしい。

 

【放送概要】
番組名:映画『わたのまち、応答セヨ』
放送日時:2026 年10月12日(月・祝)20:00~ ※伊豆急ケーブルネットワークは 21:00~
放送チャンネル:
[イッツコム] イッツコムチャンネル 10(地デジ 10ch)
[ケーブルテレビ品川] シナガワン TV10 チャンネル 10 しながわ(地デジ 10ch)
[伊豆急ケーブルネットワーク] いるかチャンネル(地デジ 12ch)
ほか上記3社含む全国のケーブルテレビ局97社で10月12日(月・祝)に同時放送。また、全国112社で10月に一斉放送。

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