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まず“6割”終わらせる…東大生が教える「くじけない目標達成」

2014年04月24日 公開

清水章弘(プラスティー教育研究所社長、東京大学大学院生)

清水章弘

試験の合格や売り上げ金額。設定した目標を無事に達成できるのか、不安になることはないだろうか。

東大大学院に通いながら学習塾を営む清水章弘氏は、"挫折しないための4つの策"を編み出したという。さらに清水氏は著書にて、仕事を依頼されたときは「まず6割」終わらせることを目指すと語る。

6割終わらせることが、目標の達成にどのようなメリットがあるのか。詳しく紹介する。

※本稿は、清水章弘 著『現役東大生がこっそりやっている、すごい!勉強のやり方』(PHP研究所)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

 

「ゴールに近づいている感じ」を味わえるようにする

「来年の資格試験まで、本当にがんばれるかな?」「この売り上げ目標を達成できるのかな?」などなど、ゴールが遠すぎて、途方もないような感覚になってしまうことがありませんか?

僕にとって、最も長く感じられる仕事は執筆です。

途中で「ダメな本を書いたら、たたかれて自分の人生が終わってしまうかも…」という思いに襲われて、精神的にきつくなります。大変お恥ずかしい話ですが、一冊書き上げるまでに、必ず一度は「もうやりたくない」と思っています。

そんな中で書き続けていられるのは、読者の方からいただくお手紙やメッセージに励まされているおかげですが、加えて、続けるための「4つの策」を編み出したからです。

「4つの策」とは以下の通りです。

(1)なるべく短期間で終わらせ、締切は死に物狂いで守る
(2)最初の段階で、無心で作業できるところまで持っていく
(3)やりやすいところから手をつける
(4)「これだけやった!」と小さな達成感を味わえる仕組みを作る

 

最初に型を作れば、挫折しない

挫折しないための4つの秘策

それぞれについて、少し説明します。

(1)締切は野良犬のようなもので、逃げると追いかけてきて、さらに苦しくなります。ですから、執筆期はまとめて時間をとって1冊あたり1ヵ月半くらいで一気に書き上げ、締切は、なにがなんでも守ります。

(2)最初に構成を決める段階で、各ページの小見出しまですべて考えてしまい、あとはその型の中に文章を流し込むだけ、というところまで、一気に作業してしまいます。

次の作業は無心で文章を書くだけなので、精神的な負担が軽くなります。

(3)書きやすいところから手をつけ、どんどん書き上げていきます。たとえば、5章立ての本で、2章と4章が書きやすいと感じたら、そこから書き始めます。書きながら「あ、もう40%終わった」とパーセンテージを稼ぎ、終わりが近づいたと思うことで自分を励まします。

(4)まずテキストファイル(メモ帳)で文章を打ち、たくさん書いたなと思ったら、ワードに貼り付けます。

すると、文字数が表示されるのですが、このとき、想像していたより多いと、「あっ、もうこんなに書いたんだ!」とうれしくなり、達成感が味わえます。

いかがでしょうか? ここまでやらないと文章を書き上げられない僕は、かなり意志が弱いのかもしれませんね…(笑)。

執筆の例で説明しましたが、これはさまざまな事例に応用できると思います。できるだけ精神的な負担を減らしつつ、やりやすいやり方で、小さな達成感という"ごほうび"をもらう。

こういう仕組みがあれば、くじけそうな自分を励ましつつ、きっとゴールまでたどりつけるはずです!

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「とりあえず6割」だと気持ちが楽になる >

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