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現役東大生がやっている「挫折しないためのやり方」



2014年04月24日 公開

清水章弘(プラスティー教育研究所社長、東京大学大学院生)

《『現役東大生がこっそりやっている、すごい!勉強のやり方』より》

 

「ゴールに近づいている感じ」を味わえるようにする

 

心の負担を減らし、自分を励ますこの方法!

 「来年の資格試験まで、本当にがんばれるかな?」「この売り上げ目標を達成できるのかな?」などなど、ゴールが遠すぎて、途方もないような感覚になってしまうことがありませんか?

 僕にとって、最も長く感じられる仕事は執筆です。

 途中で「ダメな本を書いたら、たたかれて自分の人生が終わってしまうかも……」という思いに襲われて、精神的にきつくなります。大変お恥ずかしい話ですが、一冊書き上げるまでに、必ず一度は「もうやりたくない」と思っています。

 そんな中で書き続けていられるのは、読者の方からいただくお手紙やメッセージに励まされているおかげですが、加えて、続けるための「4つの策」を編み出したからです。

 「4つの策」とは以下の通りです。

(1)なるべく短期間で終わらせ、締切は死に物狂いで守る

(2)最初の段階で、無心で作業できるところまで持っていく

(3)やりやすいところから手をつける

(4)「これだけやった!」と小さな達成感を味わえる仕組みを作る

 

最初に型を作れば、挫折しない

 それぞれについて、少し説明します。

(1)締切は野良犬のようなもので、逃げると追いかけてきて、さらに苦しくなります。ですから、執筆期はまとめて時間をとって1冊あたり1ヵ月半くらいで一気に書き上げ、締切は、なにがなんでも守ります。

(2)最初に構成を決める段階で、各ページの小見出しまですべて考えてしまい、あとはその型の中に文章を流し込むだけ、というところまで、一気に作業してしまいます。

 次の作業は無心で文章を書くだけなので、精神的な負担が軽くなります。

(3)書きやすいところから手をつけ、どんどん書き上げていきます。

 たとえば、5章立ての本で、2章と4章が書きやすいと感じたら、そこから書き始めます。書きながら「あ、もう40%終わった」とパーセンテージを稼ぎ、終わりが近づいたと思うことで自分を励まします。

(4)まずテキストファイル(メモ帳)で文章を打ち、たくさん書いたなと思ったら、ワードに貼り付けます。

 すると、文字数が表示されるのですが、このとき、想像していたより多いと、「あっ、もうこんなに書いたんだ!」とうれしくなり、達成感が味わえます。

 いかがでしょうか? ここまでやらないと文章を書き上げられない僕は、かなり意志が弱いのかもしれませんね……(笑)。

 執筆の例で説明しましたが、これはさまざまな事例に応用できると思います。

 できるだけ精神的な負担を減らしつつ、やりやすいやり方で、小さな達成感という“ごほうび”をもらう。

 こういう仕組みがあれば、くじけそうな自分を励ましつつ、きっとゴールまでたどりつけるはずです!

挫折しないための4つの秘策

<<次ページ>> まずは6割まで超特急で仕上げる

 

 みなさん、こんにちは。 プラスティーという教育系のベンチャー企業を経営している 清水章弘 と申します。東京大学大学院の教育学研究科に通いながら、生徒数200名ほどの学習塾を経営しつつ、全国の学校や教育委員会のお手伝いをさせて頂いております。

 ところで、プラスティーという社名の由来 をよく聞かれるのですが、ここには僕の思いが詰まっています。

 「CHANCE」(チャンス)と「CHANGE」(チェンジ)というスペル、非常によく似ていて、「C」と「G」だけが異なります

 「C」の文字に「T」をつけ加えれば、「G」の形になります。「T」は「TRY」(挑戦する)の「T」。「CHANCE」に「T」を足せば、「CHANGE」になるのです。

 日本の教育をチェンジ(CHANGE)するために、チャンス(CHANCE)に果敢にトライ(TRY)していこう――そういう思いを込めました。これからもその精神で挑戦を続けていきたいと思っています。

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