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生き方

松岡修造 僕は日記を書くことで「成長」してきた

松岡修造(プロテニスプレイヤー)

2015年11月25日 公開 2015年11月27日 更新

書きたくない時は書かなくていい。自然体で取り組もう!

 『修造パワーダイアリー』は、いつからでも始められる日記です。毎月31日分あるので、何月から書き始めてもOK。日記に決まった書き方なんてありません。「書きたい時だけ書く」というスタイルでぜんぜんOK ! それも面倒くさいという人は、その日のタイトルかToday’s score だけでもいいから書いてみませんか? ここは、今日1日のよかった自分、悪かった自分を冷静な眼で見つめるコーナー。自分自身を第三者的に見る機会というのはなかなかないので、すっごく貴重! 最初は、ここだけでも続ける気持ちでいいんです。

 もちろん、書きたいことがたくさんある日は翌日、翌々日のスペースへと続けて書いてもいい。月曜日に1週間分のスペースが埋まっちゃった、ということも僕にはよくありました。学校の宿題ではないのだから、自分のペースで自由に書けばいいんです。

 ただ、1つだけ僕と約束してほしいことがあります。それは、1日の最後の言葉をポジティブワードにすること。どんなに自分を責めるようなことを書いた日でも、最後のひとことだけは、「絶対やり切るんだ!」「こんな自分に負けないぞ」「私は一所懸命やってるよ!」などと、自分を応援する言葉、褒める言葉で締めくくってください。そのひとことを自分に書いてあげることで、明日のあなたは今日よりもっと輝きます!

 

タイトルは自分の言葉でストレートに表現しよう

 その日のタイトルは、あなたの心から湧き上がってくる声です。「俺は自分が嫌いだ」でもいいし、「今日の私、最高!」でもいい。ストレートにその日の心を表現しましょう。例として僕が書いた「お寿司幸せ!」「何をしているんだ修造!」は、あくまでも松岡修造の言葉。真似する必要はまったくありません。というより、真似をしてはいけません。タイトルを修造ワードにしようとして、そういう言葉を探すのに一所懸命になると、自分の言葉ではなくなってしまうからです。あなたは世界で唯一無二の存在。松岡修造になっちゃダメですよ!

著者紹介

松岡修造(まつおか・しゅうぞう)

プロテニスプレーヤー

1967年、東京都生まれ。10歳から本格的にテニスを始め、慶應義塾高等学校2年生のとき、テニスの名門である福岡県の柳川高等学校に編入。その後、単身渡米、86年プロに転向。95年のウィンブルドン選手権で、日本人男子としては62年ぶりのベスト8進出を果たすなど活躍。98年に現役から卒業。現在はテニス界の発展のため、テニス活性化プロジェクト「修造チャレンジ」などを通じてジュニア育成に尽力。また、オリンピックのキャスターを務めるなど、メディアでも幅広く活躍している。

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