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遠い将来… とぼんやりしていられない!親の老後は自分の将来の大問題

取材先:住宅型有料老人ホーム 藤沢エデンの園一番館

2015年12月10日 公開 2021年08月02日 更新

遠い将来… とぼんやりしていられない!親の老後は自分の将来の大問題

親は誰に老後の面倒をみてもらいたいか? 誰でも自分の親はいつまでも元気でいると思いたいものだ。だが病気や認知症はいつ始まるか分からない。いざ! というとき慌てないためにも、早めに選択肢を用意すべき。親の介護は自分のキャリア形成にも関わる大問題なのだ。

 

介護のための老人ホームから老後を楽しむための住まいへ

 親の老後について、「親の具合が悪くなったら、介護保険を使いながら、ときどき自分(あるいは妻)が様子を見に行き、いよいよとなったらホームに入ってもらう」、あるいは「体が動かなくなったら自分が同居して面倒を見る」というくらいにしか考えていないのが普通。その根底には「親の面倒は子どもが見る」という考えがある。しかし実はこれが、親の老後にとってあまりありがたくないという事実を、知っているだろうか?

 「介護が必要になったからホームに入るのではなく、第三の人生を思いっきり楽しむために入りました」

 住宅型有料老人ホーム「藤沢 エデンの園 一番館」で暮らすAさんは、ご主人を看取った4年後、自ら選んで「エデンの園」に入居した。当時はもちろん現在もまったく介護の必要性はなく、気軽に銀座に買い物に行き、芝居見物や娘さんとの旅行など、自由に日々を謳歌している。結婚するまでの娘時代が第一の人生、結婚してから第二の人生、そして「エデンの園」が第三の人生だというAさんにとって、ホームに入居することは、さまざまな雑事に煩わされることなく、安心してやりたいことだけをやれる環境を手に入れることだった。

 「自宅にいると、家中の窓ガラスは拭かなきゃいけない、庭の草むしりもしなきゃいけない、ご近所づきあいで頼まれごとをしたり、何かのときにはこちらがお世話になったり…もちろん楽しいことも一杯あるけれど、年と共にいろいろなことが重く煩わしくなってきたの」

 そう感じたAさんは思いきって自宅を処分し、  「エデンの園」へ入居。その決定を聞いたとき、驚きはしたものの、娘さんは反対しなかった。

 「たぶん娘にとっても、私が「エデンの園」にいる方が安心だと思いますよ。栄養管理された食事があって、防犯もきちんとしています。ここには、安心と安全があって言いかえるならば、とても管理の行き届いた駅前の便利なマンションに引っ越したと思えばいいんですよ。」

 

子どもに面倒を見てもらう=幸せな老後という幻想

 娘さん家族との同居は、考えもしなかったというAさん。

 「だって孫の世話や家事をやるはめになるに決まってるじゃない!(笑)  残り少ない私の時間は、私の好きに使いたいの。それに介護を受けるようになったとしても、娘や孫におむつを替えてもらうなんて絶対にいや! プロの介護士さんの方が上手だし、気兼ねなく介護していただけるでしょう。親子は関係が近いから、お互い冷静になれないし、むしろプロであり他人である職員の方のほうが、こちらの要望を伝えやすい。それに他人が相手だからこそ、私もきちんとしていられると思うの」

 運営主体である聖隷福祉事業団は、医療介護に80年の実績を持つ社会福祉法人で、健康管理や介護の経験も豊富である。介護の分野では職員の質の問題が社会問題としても注目されているが、「エデンの園」では介護職だけでなく、事務職員も含めて、職員研修や各種専門研修をきめ細かく行い、キャリア形成をサポートしている。職員のモチベーションの高さが、入居者の満足度の高さにつながっており、実際にここで暮らすAさんも「一度も不快な思いをしたことがない」と、満点をつけているほどだ。

 「入居してから一度、倒れたことがありますが、すぐに職員が車いすで病院に運んでくれて…自宅で一人だったらと思うとぞっとします。こちらでは常時介護が必要になったら、別棟(二番館)に住み替えられます。将来的に介護してもらうことも含めて、何も心配せずにいられるくらい、幸せなことはない。この心配事からの大きな解放感があるから、思いっきり好きなことが出来るんです」

 「親をホームに入れる=親を見捨てる」と考えるのは、古い常識にとらわれているからだ。「エデンの園」のように、入居者自身が人生を楽しむために、そのときそのとき、必要なサポートをするというのが、これからのホームの理想の姿であり、そうしたホームと連携して親の老後をバックアップするのが、これからの老親介護のあるべき形である。

 「いざ介護!となったときに慌てて探すのでは、望むような施設に出会えないことが多い。仕事でも何でも、余裕がないと良い結果は得られないでしょう。何ごとも余裕があるうちに。この様に、親のほうの人生を楽しみたいという意味でも、また、子供側に立ってみれば親の今後の心配をせずに安心して仕事に打ち込めますよね」

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