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凛とした老い方~「支えてもらう」から「支えてあげる」へ

2017年12月04日 公開

金美齢《評論家、JET日本語学校名誉理事長》

金美齢

日本を世界で一番「老人力」を発揮できる国に!

孤独か、自由か――。それは自分次第です! 老後も元気で誇りある生き方を実践してきた著者による、実例に基づく珠玉のアドヴァイス。

※本記事は、金美齢著『凛とした老い方』より、一部を抜粋編集したものです。
 

高齢者は貴重なマンパワー

65歳以上の人を「高齢者」と呼ぶのが慣例ですが、いまや世は「人生百年時代」。

そんな時代にあって、65歳を「リタイアする年齢」とするのは、あまりにも早い。「余生」が長過ぎて、とても社会や若い人にずっとお世話になって生きるわけにはいきません。

お荷物になるのは御免被りたいし、何より高齢者自身が退屈してしまうでしょう。

私は絶対にイヤ。どんなに年齢を重ねても、働けるかぎりは働いて、税金や社会保険料を納め、福祉を支える側でいたいと思っています。それは私の人間としての誇りなのです。

もちろん、高齢者のなかには、働きたくても働けない人がいるでしょう。そういう人は年金なり、預貯金なりで暮らせばいい。それを恥じることも、申し訳なく思うこともありません。自分で積み立てたり、蓄えたりしてきた資産なのですから。

要は、働いたって、遊んで暮らしたって、どちらでもいい。大事なのは、これまで高齢者が当たり前に持っていたであろう、「高齢者は社会に支えてもらう人」という固定概念を捨てて、「高齢者は社会を支えてあげることが可能な、貴重なマンパワーである」と、強く意識することです。
 

“老人の使い道”はいくらでもある

高齢者は多くが、まだまだ元気で、「仕事やボランティア等を通して積極的に社会に関わりたい」という意欲を持っている人たち。自分たちは「支えてもらう」人間ではなく、「支えてあげる」人間なのだと意識を変えるだけで、ずいぶんと気持ちが違ってくるのではないでしょうか。

「支えてもらう」人間だと思うから、妙に老人ぶって縮こまってしまう。そうではなくて「支えてあげる」人間だと意識すれば、背中を丸めてひっそり生きようなんて気持ちにはとてもなれません。

背筋をピンと伸ばして、スキップするように足取り軽く社会に出て行く気概が満ちてくる。そういうものです。

この意識は、高齢者だけではなく、社会全体が持つべきです。何より、「気力・体力の衰えた高齢者は戦力にならない」という先入観を捨てるべし。長く生きて、さまざまな経験を積んだ高齢者だからこそ発揮できる知恵や技量に注目すれば、“老人の使い道”はいくらでもあるはずです。

こんなふうに、「高齢者は社会を支えてあげる人」という意識が社会のなかに醸成されていけば、若い人たちは早い時期から高齢期を睨んだライフプランを立てるようにもなるでしょう。それが、活力ある高齢社会を形成する基盤にもなるのです。

「支えてもらう」から「支えてあげる」への意識改革は、日本を「世界で一番、老人力を発揮できる国」にする原動力になると思います。

金美齢 凛とした老い方

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