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社会

「日本人の働き方」はいつからおかしくなったのか?

城繁幸(人事コンサルタント)

2018年04月03日 公開 2020年08月19日 更新

 

これから目指すべき働き方とは?

日本の人事制度は、向こう10年以内に必ず変わると私は見ています。終身雇用に守られた人材の集まりでは、国際競争で太刀打ちできないからです。

近年はエリートの海外流出も顕著です。こうした動きが危機感を喚起すれば、いずれは法規制にも風穴が開くでしょう。

そのときに備えて、ビジネスマンの方々は「勝負できる人材」にならなくてはいけません。配属を会社が決めるシステム下、日本人は「キャリアは会社が決めるもの」だと思っています。しかし、今後は自分の勝負できるスキルを見定め、その職能を磨く時代です。

「自分にはそんな能力はない」と決めつけるのは禁物。まずは(転職のつもりはなくとも)人材紹介会社にエントリーを。コンサルタントの分析により、自分の市場価値や、伸ばすべきポイントをつかめます。40代ならば、20年間の蓄積がきっとなんらかの価値へと結実しているでしょう。

40代の可能性はこれからさらに広がります。70年代は55歳だった定年の年齢は今65歳。いずれは70歳になるでしょう。時間はあと30年もあるのです。新たなチャレンジへ、ぜひ踏み出しましょう。

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