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世界3大投資家ジム・ロジャーズが全財産を失って知った「失敗の教訓」



2019年02月20日 公開

ジム・ロジャーズ(訳:大野和基)

儲けの直後は、一番失敗しやすい時

特に、成功して儲けた時が要注意である。人はどうしても、もう一回大儲けしようと焦ってしまう。儲けた時こそ、ビーチにでも行って何もせずにいるのが一番だ。大成功すると、人はそれでのぼせ上がり、自分は賢い、金儲けをするのは簡単だと勘違いしてしまうのだ。

それでまた駆り立てられるように投資に励み、失敗してしまうのである。
人は失敗すると、他人を責める。ブローカーを責め、テレビで偉そうな助言をしていた人を責め、ネットのアドバイスを責める。

しかし、すべての失敗は自分のせいなのだ。十分なリサーチをしなかった自分が悪いのである。他人のせいにしてはいけない。

何度でも言うが、本当に投資家として成功したいのなら、他人の言うことに耳を貸してはいけない。自分が熟知しているものだけに投資をすればいい。スポーツであれ、車であれ、ファッションであれ、誰にでも熟知している分野はあるだろう。

このデザイナー、あるいはこのチェーンストアは、いつも私が好きなスタイルの服を作っている。だから成功するに違いない──。

そう予感することが、あなたにもないだろうか。私自身はファッションに疎いのでまったくわからないが、詳しい人はパッと感知するはずだ。このブランドは売れる、と。

そういう予感こそが投資の始まりになるのだ。売れる商品を作るから成功する、みなが買うものを出すから成功する。当たり前すぎて多くの人は気づかないが、投資はこういった予感から始まるのである。

ただ、何かに商機を見出したら、行動も伴わなければならない。行動というのは、入念なリサーチをして株を見つけ、買うことを指す。多くの人は、後から負け惜しみを言うのが得意だ。

「あの会社が成功することは、10年前からわかっていたよ」とか、「あの時100円で株を買っていれば、今頃20万円にはなっていただろうなぁ」とか。口で言うのは簡単だ。

でも「成功することはわかっていた」と言ってもいいのは、実際に100円で株を買い、20万円に殖やした人だけである。行動を起こさなければ、何の意味もない。

行動を起こした後は、寝ているだけでいい。その株が上がるのをのんびり待ち、売るべき時が来たら売る。

売るべき時機というのも、その業界を熟知していたら自然とわかるものである。何かが変わってきた、品質を捨てて生産性に重点を置き始めた、もう前ほどはいい商品が生まれていない、と感じたら売ればいいのだ。

業界を徹底的にリサーチしていればその変化を捉えられ、売るべき時がわかる。そして大事なのは、繰り返しになるが、成功してものぼせ上がらないようにすること。成功した時こそ、ビーチに寝そべってくつろぐべきなのだ。
 

資産を3倍にした5カ月後に全財産を失って気づいたこと

というのも、私自身が成功にのぼせ上がって大損した経験があるからである。

ウォール街でビジネスを始めてすぐ、私は大成功を収めた。周りの人がすべてを失っている時に、私は五カ月で資産を三倍にしたのだ。自分は頭がいいと思い込んでしまった。でも、それがいけなかったのだ。その五カ月後、私は全財産をすっかり失ってしまった。

経験がない時に短期間で大金を手にすると、そういう失敗を犯してしまう。自分がやっていることが正しいと錯覚してしまうのだ。

大失敗することで、自分は何もわかっちゃいないという現実を知ることができた。市場の方が私よりも賢かったことを学んだのだ。いい教訓になった。



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