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高飛車な女性、要領を得ない男性…話し方ににじみ出た"仕事の成果"

2019年03月12日 公開

佐々木常夫(元東レ経営研究所社長)

佐々木常夫
(写真:長谷川博一)

<<リーダーにとって「言葉」は命のようなもの――元・東レ経営研究所社長の佐々木常夫氏は、そう語る。

そんな佐々木氏も実は、話すことは苦手だったという。今でこそ、講演や研修で大勢に向けて話をしているが、かつては重要な会議でガチガチに緊張してしまい、言いたいことがまったく伝わらない、ということを何度も経験してきたそう。

一方で、そんな経験があるからこそ、話し方は自分次第で、いくらでも磨くことができる、と佐々木氏は断言する。では、佐々木氏はどのように話し方を磨いてきたのか。

同氏の著書『人を動かすリーダーの話し方』では、リーダーが身につけたい言葉力の磨き方を解説している。本記事では、その中の一部を紹介する。(協力:長谷川敦)>>

※本記事は、佐々木常夫著『人を動かすリーダーの話し方』(PHP研究所)より、一部を抜粋編集したものです。
 

リーダーは言葉によって進むべき道を指し示す

多くのメンバーが「右へ行くべきか、それとも左に行くべきか」と迷っているとき、リーダーが発する言葉は、チームが向かうべき方向性を指し示す旗となります。

例えば、ヤマト運輸の社長を務めた小倉昌男さんの有名な言葉に、「サービスが先、利益は後」というのがあります。

ヤマト運輸では宅急便事業を始めたばかりの頃、サービスを向上させてお客様を増やすことを優先するべきか、サービスの質を落としてでも利益を確保することを優先するべきかを巡って、意見の対立が社内で起きていたそうです。

教科書的にいえば、サービスの向上も利益の確保もいずれも大切であり、どちらの言い分にも理があります。

そうした中で小倉さんは「サービスが先、利益は後」という明確な指針を示しました。

つまり「赤字になってもいいから、まずは宅急便のサービスを世の中に広めることを優先しよう」というメッセージをメンバーに発したのです。これにより組織の方向性が定まり、その後事業展開のスピードは格段に速まることになりました。

これはリーダーの発する「言葉」の重要性を如実に示すエピソードだと私は思っています。メンバーが混乱しているとき、リーダーは自ら先頭に立って「こっちへ進もう」と旗を振らなくてはいけません。

そして人間の社会においてその旗とは、言葉にほかならないのです。自らの意思を最も明快に伝えられるのは、言葉だからです。

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