人気作家が明かした“面白さ”を生み出す「抜け道」
2019年10月11日 公開
他人の「面白い」を受け入れることが大事
こうして発想した素材や、抽象的な素材から「面白さ」を作り出していくと、そのネタが、後日再度活用できるようになる。また、ちょっとした変異があって、別の「面白さ」に転移することもある。複数のネタが、組み合わさって、新しいものが生まれることもある。
一度、自分の「面白さ」を作ると、それらを足掛かりにした「面白さ」も関連して生まれる。どんどん、大きな構造を築くことができる。
結局、最初はゼロだが、作っていくうちに、「面白さ」が生まれる環境が整ってくるというイメージを、僕は持っている。
常に気をつけていることは、自分以外の人の「面白さ」を素直に受け取る感受性である。「面白いな」と思う積極的な気持ちが大切である。「面白くないな」と思うのは、はっきりいって損だ。
隅々まで探して、「面白さ」を見つける姿勢を、いつも持っていること。それが、基本だと思う。