「運動しても痩せない人と、痩せる人」の決定的な“知識の差”
2020年04月09日 公開 2024年12月16日 更新
アスリートでさえ運動では痩せられない
ここまで、運動によるダイエットに否定的なことをずっと書いてきました。
しかし、こういうことを言っていると「いいえ、私は運動で痩せました!」という人が出てくると思います。
中には、○○体操だとか、○○だけダイエット等で結果が出た人もいるでしょう。もちろん、それで効果が出た人はそれで良いと思うのです。
問題は、運動をちょっとがんばれば痩せると思っていたり、なんでこんなにがんばっているのに痩せないんだ?と悩んでいたりする人が多いこと。
結論から言えば、体の痩せるメカニズムを考えると、食事のコントロール以上に効率的なダイエット法はありません。そこに必要な分の運動を足すという考えが適切です。
巷のダイエット本を手に取ってみると、ある特別な運動法の説明をしていても、食事についてもいろいろ書いてあるものがほとんど。
それはもちろん、提唱する運動法をやっても、食べすぎていれば当然ながら体脂肪は落ちないからです。
競技上、減量が必要とされる選手などは体脂肪を落とすために食事をコントロールしなければ、減量に成功しないのです。
減量で、食事をコントロールしていない運動選手なんて見たことがありません。それこそ、○○体操でみるみる痩せるのであれば、選手もみんなやっているはずですよね。
これが、男女差だとかいうのは大して関係ありません。なぜなら、女性の運動選手でも同じことが言えるからです。
基礎代謝が一般の人達よりもかなり高いレベルにある運動選手達でさえ、食事をコントロールしなければ、体脂肪を燃やすことはできないのです。
いや、運動をしているからこそ、食事を変えなければ変化しないとも言えます。
食事のコントロールをまったく無しに、5キロも10キロも体脂肪を落として痩せることなど非現実的であり、成功させるのは非常に難しいのです。