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「運動しても痩せない人と、痩せる人」の決定的な“知識の差”



2020年04月09日 公開

森拓郎(フィットネストレーナー)

 

筋肉が増えてもさほど代謝は上がらない

最近のダイエット・キーワードでよく耳にするのが「基礎代謝」という言葉。基礎代謝量とは、1日何もせずに寝ているだけの状態でも消費するエネルギー量を言います。

つまり、私達が生命維持のために、内臓を動かしたり、血液を流したりしている無意識の活動は基礎代謝量に含まれます。

なかでも定説のように言われるのが、筋力トレーニングをして筋肉を増やすと基礎代謝が増えて、同じ生活でも脂肪燃焼されやすい「痩せ体質」になるという話。

これも間違ってはいませんが、過信しすぎることが良くないと私は考えています。

中性脂肪が分解されて脂肪酸になり、最終的に代謝されるところは体内のエネルギー工場であるミトコンドリアという細胞ですから、

筋肉活動を起こしてミトコンドリアを活発化させれば、体脂肪は必然的に燃えやすくなるでしょう。

しかし、最近では「基礎代謝量を上げる」という言葉がダイエットを成功させる魔法の言葉になって、筋トレだけでなく、ストレッチやマッサージ、整体などの矯正施術までが「基礎代謝量を上げる」と謳っています。

かつて言われていた基礎代謝量の内訳は、約40%を筋肉が占めていて、残り60%が内臓だと言われていました。

普段、私達は意識的に内臓を動かすことはできませんから、基礎代謝量の約半分が意識的に動かせる筋肉であること、

そして、それを鍛えることで効率的に基礎代謝量を増やすことができて、さらには普段の運動での活動代謝も増えるという理由から、筋肉量を増やすことはダイエットの基本と言われるようになっていました。

しかし、残念なことに、最新の研究データでは基礎代謝の40%と言われていた筋肉の割合はなんと18%に変わっています。

そして、内臓の割合が80%。肝臓や脳、心臓と言った内臓による代謝が基礎代謝の大部分だということです。

そもそも、筋肉を1キログラム増やすのはかなりの至難の業です。有能なボディビルダーでさえ、純粋に筋肉量を1、2キロ増やすのに1年近くを要するとも言われます。

そして、そんなにがんばって1キロ筋肉を増やして増える基礎代謝量は15~45キロカロリー程度です。たったそれだけです。

一般的な女性の基礎代謝量が約1,200キロカロリー。男性で約1,500キロカロリーと言われています。

ここに活動代謝が足されて1日の消費カロリーが算出できるのですが、1日の消費カロリーは女性で約1900キロカロリー。男性で約2400キロカロリーです。

この数字に数十キロカロリー程度が足されることに、そんなに大きな意味があるとはどうしても思えません。

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