初代・天下人は三好長慶だった!? 放送再開の『麒麟がくる』のこれからを楽しむポイント
2020年09月05日 公開 2022年06月30日 更新
関白、近衛前久登場! 上杉謙信とマブダチ!
遂に国宝イケメン祭状態となってきた『麒麟がくる』。今回登場したイケメン、お偉い方の代表関白、近衛前久。
関白とは、将軍と天皇の間で政を行う天皇の補佐役。近衛前久、どんな人物かと申すと、18歳で関白職に叙任したエリートにして、公家として踏ん反り返ることなく武家とも交流を確と持ち、上杉謙信とはマブダチとも言える間柄。
まぁ、利用し合うところは置いといて。上杉謙信とは義輝と三人で酒を酌み交わし、幕府再興を語り合った熱き友。
故に関白なれど、自ら越後まで出向く積極性を見せる。ドラマでは大和に直接出向いておったな。謙信が戦に勝つと、祝いの文を贈るほどの心酔していた。
日ノ本初の天下人誕生、三好長慶
天下人と申すと全国制覇のような意味合いとして全土を支配した人間と捉えがちであるがそうでもなく、畿内を制覇した人間が天下人と言える。畿内とは山城、摂津、河内、和泉、大和の五か国を指し、今で申すところの首都圏のようなもの。
政(まつりごと)をする場所を押さえた故に、三好長慶は初の天下人になったというわけじゃが、しかし、三好長慶は早くにこの世を去ってしまう。そのため、天下泰平とはならず、また乱世に戻ってしまうのじゃ。
細川ガラシャ誕生!伏線あり
遂に皆が知る、光秀の最も有名な子である、細川ガラシャこと明智たまが誕生した。たまの登場シーンで、細川藤孝が光秀を訪ねた。その時に他人に慣れぬ、たまが藤孝には心を許した場面が描かていた。
たまは、この先に藤孝の子、細川忠興と夫婦となる。つまり、藤孝はたまの義理の父となる。それを匂わせる演出であった。