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松永久秀が割った壺に仕込まれた「秘密」…前田慶次が気づいた『麒麟がくる』の憎い演出

前田慶次(名古屋おもてなし武将隊)

2020年09月19日 公開 2022年06月30日 更新

 

剣豪将軍の最後の戦いは?

終盤の義輝と光秀の会話。

「もそっと早う会いたかった。遅かった」

先に申した秀吉の歌の通りであろう? 「儂の夏が終わった…」という義輝の儚い台詞と共に後光が差して烏帽子が透ける、という演出は、義輝の命がまもなく尽きることを暗示しているようにも見える。

戦国時代の将軍の無力さと、激化する地方大名達の戦を誰が止めるのか。正に麒麟を連れてくるのは誰なのか。視聴者も乱世を刮目したであろう。

次回は、天下五剣のうち四剣が入れ替わり立ち代わりする激しい殺陣(たて)にも期待! いまから、楽しみじゃ。『麒麟がくる』共に楽しもうぞ。さらばじゃ!

【参考文献】
・『大河ドラマガイド 麒麟がくる後編』(NHK出版)
・『信長公記』
・文化遺産オンライン(文化庁)

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