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社会

「普通は」「当たり前だ」と口にしたら思い出してほしい“無意識の偏見”の存在

パク・スックチャ(株式会社アパショナータ代表、コンサルタント)

2021年05月17日 公開 2022年02月01日 更新

 

6.自分へのバイアスを解いて、やりたいことを

本書では、自身にもバイアスをかけることを解説しました。これは、自身によって自分のチャレンジの機会が奪われているということです。大変残念なことですね。

「自分には無理」と思ったとき、自身のことを特定の属性や特質によって判断していないか、よく考えてみてください。「若いから」「学歴が低いから」「英語ができないから」「太っているから」などと思っているとしたら、それを取り除いて、「個」の自分の気持ちや能力で判断しましょう。

また、逆に、自分が属性によって優遇されている場合も、けっしていつも得をしているわけではないことを理解しておきましょう。ある場面ではマジョリティだからとゲタを履かされていても、それが能力に見合ったポジションや任務だとは限らないのです。

「客室乗務員になりたい男性」だって「ITが不得意な若者」だっています。属性や特質にかかわらず、個人の能力と本当にやりたいことによって選択した上で、存分に能力を発揮してください。

 

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