人気整体師が考案、“リモートワーク疲れ”にも効く「目の新習慣」
2021年06月08日 公開 2024年12月16日 更新
3度目の緊急事態宣言や各地でまん延防止等重点措置が取られるにもかかわらず、長引くコロナ禍にリモートワークが一般化した昨今。
長時間のリモートワークは、体への負担が大きい。コロナの収束までは長期間を要することは明らかであり、今後もリモートワークを強いられることになるだろう。
リモートワークが日常化することで知らず知らずのうちに姿勢の崩れなど「疲れやすい習慣」がついてしまう傾向にある。独自の整体術で芸能人や著名人からの指名が絶えない清水ろっかん氏にリモートワークで疲れを溜めない新習慣を聞いた。
目の疲れが不調の原因
高齢化社会となり人生100年という時代、人々の関心は「健康寿命」をいかに伸ばすかということに集まっている。
健康診断、人間ドックに加え、トレーニングや食事管理など、意識が高い人が多いが、「目」に関してのケアは、まだまだ遅れていると感じる。長時間のPCやスマホで目の疲れを感じても『寝たら治る』という人が少なくない。
しかし、目の疲れこそ、見逃してはいけない身体のサインである。目が疲れたままの状態でデスクワークを続けると目を近づけるため、姿勢が悪くなり、首や肩の血流が悪くなり、全身に影響を及ぼしかねない。
「慢性的な眼精疲労になると頭痛、肩こり、身体のゆがみなど全身に悪影響がお呼びかねません。普段から目に良い習慣を取り入れ、積み重ねることが大切です」
整体が専門である清水ろっかん氏は、「美しくみせる」という目的で「眼窩を広げる」という整体術を生み出した。
「眼窩は、加齢や姿勢の悪さなどが原因となり、眼窩は押し潰される傾向にあります。すると、目の周りが落ちくぼみ、血流が悪化し、クマやしわの原因となり、老けて見えてしまいます。美容面での要望から生み出した整体術ですが、『目の疲れが取れた』『見やすくなった』などの声が聞かれました」
そこで、ろっかん氏は、誰もが簡単に生活に取り入れることができる『目に効く新習慣」を考案した。
目に効く新習慣
ろっかん氏が考案した「目に効く新習慣」は10つあるが、その中でもすぐに取り組める習慣を紹介する。
1)文字から目を話す
文字から目を離すだけで自然と「姿勢」が良くなる、これだけで近視を遠ざけることができる。
2)1分間の仮眠
目から情報が入ってくる限り、脳は働き続けるため、たった1分間でも目を閉じればいつでもどこでも休める。1分間の仮眠は「マイクロナップ」言われ、密かなトレンドなっている。
3)「気」の力で目を温める
目を温めると「血流が良くなる」「ドライアイ防止」などの効果がある。ろっかん流では、自分の掌を擦り、そこからでる熱で目を温める。
4)意識的に瞬きをする
ドライアイの原因の一つが「瞬き不足」である。3秒に1回の瞬きが理想だ。
5)目の遠近トレーニーングをする
スクワットのように目の筋肉を鍛えるのが遠近トレーニングである。「近く⇄遠く」を交互に10秒づつ繰り返す。
以上5つの習慣は、今すぐにでも実践できる。半信半疑でも是非、試してみることをおすすめする。本当に習慣となるころには、目の疲れも軽減し、表情も生き生きと若返るにちがいない。
紹介した5つの習慣の他にも、ろっかん氏が考案した自分でできる整体術はまだまだ沢山ある。興味がある方は、清水ろっかん氏の著書「眼圧リセット」を参考にしてみてはいかがだろうか。
【吉澤恵理(よしざわ・えり/薬剤師、医療ジャーナリスト】
1969年12月25日福島県生まれ。1992年東北薬科大学卒業(現、東北医科薬科大学)。薬物乱用防止の啓蒙活動、心の問題などにも取り組み、コラム執筆のほか、講演、セミナーなども行っている。