幸せを引きよせる人と不幸に終わる人の思考習慣
2021年09月08日 公開
あなたの人生はなぜ、イマイチなのか
こんな悩みを抱えていませんか?
「経営者として、そこそこの売上はあるけれど、いつも資金繰りに悩み、とても成功しているとは言い難い」
「ビジネスパースンとして、まあまあ仕事はこなせているが、なかなか壁を乗り越えられずステップアップできないでいる」
「家庭を持ち、世間的には幸せそうに見えるのだろうけれど、パートナーとは口げんかが絶えず、子供の教育にも悩んでいる」
なぜ、あなたの人生は「イマイチ」なのでしょうか。けっして、不真面目なわけではなく、勤勉なのに……。
それは、ひょっとすると「生き方」が間違っているのかもしれません。進むべき、人生のベクトルがズレているのかもしれません。
そんな人たちの多くは、仕事やお金、家庭の基本が「ギブ&テイク」だと信じていることがあります。
それは、実は、大きな誤りなのです。
古今東西の成功者や、「私は幸せだ!」と言い切れる人たちは、「ギブ&テイク」ではなく、「ギブ&ギブの法則」をモットーにして生きているのです。
「え!?……ギブ&ギブって何?」
読んで字の如し、与えて(ギブ)与えて(ギブ)、それでも与えて(ギブ)、見返りを期待しない「生き方」のことです。
「テイクなしに、与えることなんてできるわけがない!」
そんな声が聞こえて来そうです。でも、ほとんどの人は既に、「ギブ&ギブ」を実践し、にもかかわらず、「テイク」を受けた経験があるはずです。
例えば、職場の後輩から「前に仕事でお世話になったから、今回は恩返しさせてください」などと、言われたことがありませんか?
そうです。
そう言えば、その後輩が新人だった頃、見返りなんて期待しないで、手取り足取り教えてやったことがありました。ギブ&ギブの精神で。
あの京セラを創業した稲盛和夫さんは、「ギブ&ギブ」と同義語である「利他の心」を説いています。マザー・テレサも、「あなたの心の中の最良のものを世に与え続けなさい」と言っています。
心配することはありません。
テイクを求めなくても、ギブ&ギブすれば、自然にテイクがあるのです。
デール・カーネギーは、言いました。
「人生はまさにブーメランだ。 人に与えたものは手元に返ってくる」
世界中の成功者が実践する究極の成功法
「ギブ&ギブの法則」をもっと深く知りたい人は、本書『「いいこと」を引き寄せるギブ&ギブの法則』をご一読ください。すべて実話をベースにした自己啓発ビジネス小説です。
舞台は愛知県の知多半島の先っぽに浮かぶ「多賀良島」。以前は観光客で賑わい栄えた島でした。ところが今は……「限界集落島」となり、市長から島ごと「リストラ」の対象に。
そんな島に、放浪の画家・山下清の如き腹を空かせボロボロの僧衣をまとったお坊さんが、住職としてやって来ます。それは、謎?の外国人・タルシルでした。「多賀良島しあわせホテル」の若女将・風見美咲は、タルシルからホテルが再び繁盛する方法、さらに多賀良島が昔のように賑わいを取り戻すための「教え」を伝授されます。それは、禅語「放てば手に満てり」でした。英訳すると、「ギブ&ギブ」!
美咲は、心を痛めたお客様に「最高のおもてなし」をして、ファンを増やしていきます。懸命に島人たちの心を動かし、やがて……多賀良島に奇跡が……。
読了後、スカッとして、ハッとして、人生が好転すること請け合いです。
みなさんの幸せを心よりお祈りしています。「ギブ&ギブ」の心で。
著者紹介