「百日忌」誰にも言えない悩みがあるときに
今回は、「百日忌」の観音菩薩の真言を紹介します。
観音さまは、すべての人の苦しみを見逃さず、悩みに耳を傾け、救ってくれる存在です。七七日忌を過ぎてもまだ迷いから抜け出せず、彼岸へ渡れない人たちを救います。
「私がもう1度悩みを聞いてあげましょう」と、助け船を出してくださるのが、観音さまの役目なのです。
苦しいときや誰にもいえない悩みがあるときはこの真言を思い出し、観音さまへの思いを向けましょう。
【書いて、声に出して読みましょう】
【枡野俊明(ますの・しゅんみょう)】
曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授
1953年神奈川県生まれ。大学卒業後、大本山總持寺で修行。「禅の庭」の創作活動により、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年には『ニューズウィーク』日本版にて、「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。庭園デザイナーとしての主な作品に、カナダ大使館庭園、セルリアンタワー東急ホテル日本庭園など。