成功する人は群れの中で消耗しないーひとりぼっちの時間(ソロタイム)のススメ
2018年05月16日 公開 2022年08月16日 更新
群れのなかで生きるからこそ「ひとりぼっちの時間=ソロタイム」が必要だ
「群れ」はその中で生きる人間に、さまざまな常識や価値観、あるいは慣習を要求します。
働くこと、恋をすること、子どもを育てること、家族を愛すること……こうした私たちの行動には、多かれ少なかれ、群れの価値観が大きな影響を及ぼしています。
……ああ、皆さんはそれらの行動を、自分の意志で選んでいる、と考えておられるかもしれません。でもね、実際には、私たちの行動の多くは、皆さんが所属する群れの価値観や習慣によって、無意識のうちに大きな影響を受けているんです。
女性が女性らしい服装をするのも、男性が強くあろうとするのも、みなさんが所属する群れの習慣に従ったものです。
働くこと、挨拶をすること、電車で席を譲ること、行列にきちんと並ぶこと、ゴミをポイ捨てせずにゴミ箱にいれること……私たちの日常のなんでもない行動は、個人の自由な意志というよりは、群れのルールに従って行われています。
こうした「群れのルール」は決して明文化されることなく、「心の中の声」という形をとることで、私たちの行動を無意識のうちに縛っているのです。
群れの中の時間、ソーシャルタイムの中で、現代人は「心の中の他人の声」に疲弊しています。でも、だからといってそう簡単に群れから離れて生きていくこともできない。
そんな現代人に必要なことはなにか。それは、一時的であっても、群れから離れ、「他人の声」に翻弄されないひとりぼっちの時間=ソロタイムを過ごすことだと私は考えます。
現代人の生活は「群れの時間」=ソーシャルタイムに支配されている
(イラスト:伊藤美樹)