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ジョブズ、イーロンマスクも”遊び”に夢中になる理由(成毛眞)

成毛眞(HONZ代表)

2018年10月19日 公開 2022年11月30日 更新

<<世界に名を轟かせたイノベーターほど、過去に遊んでいて、そして今も遊んでいる。都市部で仕事に没頭しすぎている人は、その後が心配ーーそう語る成毛眞氏。

人生を後悔しないための示唆を、自著の『大人はもっと遊びなさい』(PHPビジネス新書)で著している。ここではその一節を紹介する。

※本稿は成毛眞著『大人はもっと遊びなさい』(PHP研究所刊)の一部を抜粋・編集したものです。

 

「短い人生、そんなに働いてどうするの?」

「せまい日本そんなに急いでどこへ行く」は、昭和48(1973)年の全国交通安全運動のスローガンだ。

いかにも交通事故の増加が社会問題になっていた時代らしい標語だが、つまり、多少急いだところで目的地への到着時刻はさほど変わらないから、もっとゆっくり運転しましょうというわけだ。これには私も賛成だ。

人生にも同じことが言える。「短い人生そんなに働いてどうするの」──冒頭から字余りで恐縮だが、「働いて」は「勉強して」にも置き換えられる。

働くことや勉強することが悪いとは言わないし、それらは豊かな人生を送るのに必要不可欠なことでもある。しかしそれにしても、人間、もっとほかにやることがあるのではないかと思う。

それこそが遊びである。
今はまさに、"遊んでいた人”の時代である。

遊んでいたと言っても、いわゆる酒と女と博打ばくちという昭和のおじさんの遊びではなく、幼い頃にしていた、子どもじみた遊びである。「もうそろそろ止めなさい」と言われても止めず、寝食を忘れ、時間の経たつのを忘れて自分の世界にのめり込む遊びのことだ。

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世界を牽引するイノベーターはSFに夢中になった

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