同じ内容でも表現を変えるだけで印象がガラリと変わる
ここで、広告表現を変えて成功した例をご紹介しましょう。
知り合いの個人設計事務所が事務のアルバイトを募集していました。
社長のMさんは、お昼休みの時間にも時給を払うことをウリにして求人広告に表記していましたが、応募は芳しくありませんでした。
「けっこういい待遇だと思うんだけど反響がないのはなぜだろう?」と、Mさんは首をひねっていましたが、要はその待遇が魅力的に伝わっていなかったのです。
事務という職種柄、採用したいのは女性です。
そこで、「"お昼休みの1時間も時給を支給します"と書くよりも、同じ1000円を支給するなら、いっそのこと"ランチ代1000円支給"くらいのポップなテイストにしたほうが、若い女性にはお得な感じが伝わるんじゃないですか」とアドバイスしたところ、Mさんはさっそく募集内容を変更しました。
すると、すぐに応募があり、結局10人くらい面接して20代のフリーターの女性を採用できたのです。
物は言いよう。女性に届く表現を考え、ハートを鷲掴みにした事例です。
せっかく、お金をかけて広告を出すなら、その情報が必要な人にきちんと届くよう細かい配慮をするべきです。求人広告にひと手間かければ、時給を上げなくても採用できます。
ぜひ、細部にもこだわって"相手に刺さる"かつ"親切な"広告を作ってくださいね。