「だめなら逃げてみる」 小池一夫さんがTwitterで遺した言葉5選
2019年04月25日 公開
小池一夫の言葉(4)「悪意を無視する」
悪意を向けてくる人は無視していいんだ。
嫌な思いをしたり傷ついたりしたら、正に相手の思うつぼ。これは、過去のことも同じ。
過去のことで今苦しんでいたら、今の自分がもったいない。
悪意のある人に、やさしいあなたが負けるはずがない。悪意のある人は自分自身も悪意に毒されて苦しんでいる人だから。
人間関係において、「恐い人」の存在は必要だが、その人は敬意を持って恐い人でなくてはならない。
ただ、ビクビクと怖れなくてはいけないだけの恐い人は、あなたにとって必要な人ではない。
恐怖を土台にした人間関係は、結局うまくいかない。うまく逃げるのだ。
特に若い人に言いたいのだが、逃げ場を作っておかないと人生は本当に苦しい。苦しくなった時には、すでに逃げ場をつくる気力も体力もない。
だから、順調な時から逃げ場をつくっておくのだ。きつい場所から動けなくなって石になってしまう前に。
皆さん、ちゃんと人生の「逃げ場」をつくっていますか?
小池一夫の言葉(5)「迷わず助けを求める」
苦しいことや、しんどい時は、はっきりと私は苦しいと、と意思表示をすべきだ。「大丈夫?」と訊かれて、大丈夫じゃないのに、笑顔で「大丈夫、大丈夫」と答えて逝ってしまう人はたくさんいる。
見栄やプライドもあるけれど、本当に苦しい時は迷わず人に助けを求めるのだ。その声は誰かに届く。
それに、人の言う「大丈夫」に頼ってはいけない。
相手がそう言ったからと、すがってしまい思考停止ではなく、あくまでも一意見として聞き、最終判断は自分。なぜなら責任をとるのは、その大丈夫と言った人ではなく自分だから。
「大丈夫」の言葉に頼るのは楽だけど、自分の判断はもっと大事。
「自分の身は自分で守る」と常に意識していないと、物事が悪いほうに進んでいても鈍感になりがちだ。
ほんと、取り返しがつかないぐらい体や心を壊した時に、休みをとることを悪く言った人たちは責任なんかとってくれない。その人にとっては甘えに見えても、自分にとってはギリギリってよくあること。自分の心の強さと弱さは、自分でさえも間違う。
自分の限界って、じわじわ来るというよりも、ある日突然来る。
じわじわしている間は苦しいけれどまだマシで、行く道を変えたり、やめてしまったりできるけれど、昨日まで大丈夫でも、今日が限界だったりする。
「自分の限界を知ること」そして、「自分は自分で守れ」。