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「無添加」「医薬部外品」のちょっと怖い本当の意味

落合博子(国立病院機構東京医療センター形成外科医長)

2020年01月14日 公開 2021年08月20日 更新

 

有効成分は入っているけれど...

ここまでお読みいただくと、医薬部外品のほうが化粧品よりもやっぱり効果がありそうだと思えてしまうのですが、ちょっと補足しておかなければいけないことがあります。

それは、医薬部外品の成分表示ルールは、化粧品よりも甘いということ。

薬事法によって、「化粧品」については現在、全成分表示が義務となっています。けれども「医薬部外品」には、その義務がないのです。

もちろん有効成分についてのデータは、厚生労働省のお墨付きですからウソはないはずですが、それ以外の成分については、ごまかしが可能ともいえるのです。

ちょっと意地悪ないい方をすれば、メーカーにとって都合のわるい配合成分を隠して販売することもできる、ということになります。

本当に明確な効果がある製品は、医薬品として格上げ申請するはずですから、そこまでの効果は認められないのが「医薬部外品」というわけです。

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