夫の咳が止まらない…原因はウイルスではなく「予想外の糖尿病」だった!
2020年02月19日 公開 2022年06月01日 更新
日本の糖尿病患者&糖尿病予備軍は2,000万人超
しかし、ちょっとした光が見えました。
血糖値を上手にコントロールして病気を悪化させないようにすることができるようになれば、制限はあるものの日常生活を普通に送ることはができるというのです。もう、それしか私たちには手段はありません。
こうしたことを学ぶのが教育入院です。期間はだいたい1〜2週間。その間に医師や看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師理学療法士などの専門家とともに、糖尿病についての知識と理解を深め、今後の療養の仕方を学びます。
特に大切なのは食生活の改善です。今まで同様に好き放題の食事をするわけにはいきません。これはなかなか簡単にはいかないことです。
運動を全くと言っていいほどせず、休日は一日中寝転がってテレビを見ていたような夫に、その習慣を叩き込まなければならないのは、もちろん本人のやる気次第。家族やパートナーの協力も大きな力になります。
厚生労働省の調査では、日本には糖尿病と、糖尿病すれすれ、またはもう糖尿病の可能性が高いとされる、いわゆる「糖尿病予備軍」を合わせるとおよそ2,000万人いるとされています。
もし、きちんと定期的に健康診断を受け、予備軍のうちに糖尿病の恐怖に気づいていれば、もっと対策は楽だったでしょう。
糖尿病に限らず、体を壊してしまったらもう後悔しかありません。夫の病気で何事も早めに対策することがとても大事だということを、思い知らされたのでした。