”なぜ・何・どうやって・どうなる”
ダイエットの場合なら、「なぜダイエットが重要なのか」「ダイエットとは何か」「おすすめダイエットのHowToを紹介」「実践した結果はこれ!」
これだけでも決まっていると、かなり効率良くライティングが進みます。
文章に必要なのは"一貫性"を保つこと
文章を書く上で陥りやすいのが、一貫性の欠如です。一貫性のない文章は、修正依頼が増えます。
また、多くの人は文章を最初から最後までしっかりと読み込んではおらず、「サッ」と読み流していることがほとんどですが、一貫性の欠如は、読み流していても「なんかおかしい」「ふわふわとした印象が強い」「結局何が言いたい?」という、明確な言葉にできない違和感を生み出します。例えば、以下のような文章です。
【一貫性のない文章例】
“オンラインミーティングの機会が増えた。ITが苦手な中高年も時代の流れに合わせ、新しいことを柔軟に取り入れる必要がある。しかし、打ち合わせの本質に関しては、従来と何ら変わることはない。今回は、オンラインミーティングにおける関係構築について紹介していく。
~ 中略 ~
打ち合わせは相手の表情や場の空気を感じてこそ良い関係を築いていける。相手のことを感じとれない人間に良い打ち合わせなどできるはずはない。だからこそ打ち合わせは対面に限る。対面なら表情も空気も感じられるからだ。これこそ関係構築の大事なポイントである。”
どうでしょうか? 正直、内容が頭に入ってきませんよね。
そこで私が一貫性を保つために考え、行き着いたのが、この方法です。
“文章の「書き出し」と「終わり」は必ず一緒に書く。”
具体例を見てみましょう。
【書き出しと「まとめ」を一緒に書いた例】
“オンラインミーティングの機会が増えた。ITが苦手な中高年も時代の流れに合わせ、新しいことを柔軟に取り入れる必要がある。しかし、打ち合わせの本質に関しては、従来と何ら変わることはない。今回は、オンラインミーティングにおける関係構築について紹介していく。
~ 中略 ~
オンラインだからこそ表情や空気を感じとることが大切。新しい方法を使いながら、従来の本質を見失わないようにしよう。これがオンラインミーティングにおける重要なポイントである。”
こうすると、話の始まりと終わりに一貫性が出てきますので、途中で話が少しくらいヨレても、脱線しても、絶対に最後は元に戻るんですね。
「ブログ記事」「SEO コンテンツ」だけでなく、「動画のシナリオ」「セールスレター」「ランディングページ」「UX ライティング」など、文字を通して誰かに伝えるときには、一貫性があると相手の納得感が違ってきます。
ここまで、ライティングで利益を最大化するために注意したいポイントをいくつか挙げてみました。みなさんもぜひ、効率よく稼いで、人生を豊かにしていきましょう。
【日比野 新 (ひびの しん)】
─ライター/システムエンジニア・プログラマー/DXプランナー。1968年生まれ。京都府出身。高校卒業後、SE・プログラマーに。以後、34年間ソフトウェア開発業務全般を行う。
─2015年、IT業界での働き方や収入に疑問を持ったことで、仕事とは別に収入を得る方法を模索。偶然出会った「セールスコピー」をきっかけに学習をはじめ、副業ライティングをスタート。
─現在は、書籍やデジタルマーケティングに関わるライティング、ECやホームページへの集客・販売向上アドバイスを行う。また、企業向けにDX化のアドバイスや支援も行っている。