志の高い人は「傲慢になることの怖さ」を理解している
どんな年齢でも、どんな立場でも、謙虚な人は、魅力的だと感じます。
長年、人気のある芸人さん、俳優さんに共通するのは、謙虚であることでしょう。
その実力をほめられても、「支えてくださるみなさんのおかげです」と言うような人は、まわりも応援したいと思うはずです。
また、地位や名声や学歴などは関係なく、どんな相手からも新しいことを吸収しようとしたりする人もまた、謙虚な人です。
本当の意味で自分を信じていて、「自分はまだまだ学ぶことがある」と思っているから、ますます成長していくし、自分を客観的に見て、柔軟な考え方ができるのです。
とくに志の高い人は、傲慢になることの怖さをよく理解しているので、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と謙虚な姿勢を崩しません。
傲慢とは「自分が偉いと思うこと」。成長できないだけでなく、人の意見を聞き入れず、"裸の王様"状態になってしまうのです。
謙虚になることは、「人への感謝」と「学びの機会」をもち続けること。だから、まわりの人は、そんな人を魅力的だと感じ、一緒にいて楽しいと感じるのでしょう。
そんな謙虚な人には、どんな共通するクセがあるのでしょう。
大切なのは、「人を大切にし、尊重しようとするクセ」。具体的に言うと……。
(1)どんな人の話もよく聞く。間違いがあれば謝る
謙虚な人は、いいことだけでなく、批判も受け入れ、間違っていたら素直に謝ります。人の意見が自分にとって必要だとわかっているから、冷静に落ち着いて聞けるのです。
(2)「おかげさま」「ありがとう」が口グセ
謙虚な人は、まわりの存在を大切にします。自分がいまここにいること、なにかができるのは、まわりの人の協力があってこそだと十分に理解しているので、感謝を忘れません。
(3)だれにでも、ていねいに挨拶する。できるだけ敬語で話す
謙虚な人が、まわりと良好な関係を築けるのは、相手と同じ目線で思いやりをもって接するからです。ていねいな言葉づかいをする人には、相手も同じように接してくれます。
人を大切にすることは、自分を大切にすることにつながっていきます。
謙虚な人には、いつも"新鮮さ"を感じます。人の意見や支えなどによって、どんどん素敵に進化していく...。生き抜く強さをもった、たくましい人とも言えるでしょう。