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「家事ができなくて申し訳ない...」気分が沈みがちな高齢者の家族に必要な対応

大迫知信(原作・文 ),いしづかちなつ(マンガ)

2024年02月26日 公開

「家事ができなくて申し訳ない...」気分が沈みがちな高齢者の家族に必要な対応

高齢になると、料理や散歩をしたいと思っても、自分ひとりで行うのは難しくなってくるものです。思うようにやりたい事が出来ず気落ちしてしまう方も。落ち込む家族にどのように接すれば良いのでしょうか。大迫知信さんが自身の体験、そして介護のプロからのアドバイスを紹介します。

※本稿は、『PHPくらしラク~る♪』2024年3月号より、一部を抜粋編集したものです。

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おばあ:松原文子(89歳)
1934年生まれ。大工の棟梁の夫と若い衆、子や孫に料理を作り続けてきた。近年パーキンソン病を発症し、孫の手助けが必要に。料理や介護に奮闘する孫に感謝しつつも、感想は率直で手厳しい。

孫:大迫知信(39歳)
脱サラ後、おばあが作るちょっと変わった料理に支えられ、念願だった物書きに転身。著書『おばあめし』(清流出版)を出版。おばあが台所に立てなくなってからは、自らが作る"まごめし"を出している。
・ブログ「おばあめし」 https://obaameshi.com/
・Instagram https://www.instagram.com/obaameshi/
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弱気なおばあを元気づけたい!

介護日記1

介護日記2

【介護のプロに聞いてみた】

――おばあの元気がなくて......どうすればいいのでしょうか?

高齢になると、気分が沈む状況がいくつも重なるんですよ。以前はできていたことができなくなってきますし、身近な人との別れを経験することも増え、多くのかたが病気を抱えています。うつ病の場合もあるので、まずはかかりつけ医に相談なさってください。

そのうえで可能であれば、環境を変えることが気分転換になりますよ。高齢になると一人で同じ部屋にいる時間が多くなります。

デイサービスに通って他人と関わると気持ちに張り合いが出ますし、買い物が好きならご家族が付き添ってあげるのもいいですね。大迫さんのように、車イスを押して公園に行ってあげると、きっと喜んでもらえると思います。

――そうだといいのですが、自分で料理ができないこともつらいみたいです。

文子さん、料理が得意でしたよね。この前、大迫さんが"大根の炊いたん"を作ったときみたいに教えてもらったらいいんですよ。好きなことや得意なことは、ほんとうによく覚えてはりますから。

孫に頼られるのは、やっぱりうれしいですよ。大迫さん、文子さんを元気づけること、しっかりやってますよ。そうやって、沈んだ心に寄り添ってあげる存在が何よりも重要やと思います。

――ありがとうございます! 僕が不安になっている場合じゃないですね。自分にできること、やってみます。

介護日記3

協力:一由麻里
おばあと孫が暮らす大阪・四條畷市で90年続く福祉の会社、畷ケアサービス(ちよの里)を営む3代目。介護の問題に直面するおばあの孫の相談に乗っている。

マンガ:いしづかちなつ
京都芸術大学マンガ学科卒業。認知症をわずらった祖父の介護にあたった6年間をマンガにした同大学の卒業制作『ころがる毎日』で優秀賞を受賞。

 

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