「好況よし、不況さらによし」の真意とは 松下幸之助特別展が大手町で開催
2024年07月09日 公開 2024年07月09日 更新
パナソニック創業者で昭和を代表する経営者、松下幸之助の生誕130年を記念した特別展「松下幸之助の自然の理~道は常にひらかれている~」が、東京・大手町の紀伊國屋書店で開催されています。PHP研究所が主催するこの展示では、松下幸之助の人生哲学や経営理念が、言葉のパネルや写真、揮毫(複製)などを通じて紹介されています。
「自然の理」から学ぶ、逆境を乗り越える力
松下幸之助は94年の生涯で数々の逆境に直面しました。そのたびに、人間の力を超えた法則や真理の存在を強く意識するようになったといいます。PHP研究所は「それが『自然の理法』であり、『好況よし、不況さらによし』という言葉に代表される松下幸之助の『見方・考え方』の基盤になっています」と説明します。
今回の特別展のテーマに「自然の理」が選ばれた理由について、担当者は「松下幸之助の人となりや偉業を振り返るうえで、最も適したテーマだと考えました」と語りました。
改めて注目を集める松下幸之助の思想
展示コーナーでは幸之助発言集や過去の名著も座って読めるコーナーも設置されている
展示会場となっている紀伊國屋書店大手町ビル店は、多くのビジネスパーソンが日常的に立ち寄る場所です。生誕130年を迎えた松下幸之助の思想が、若い世代を含むあらゆるビジネスパーソンから再注目されているといいます。
紀伊國屋書店では、この機会に合わせて電子書籍サービスKinoppy(キノッピー)で松下幸之助の著作特集も実施。現代のビジネス環境にも通じる普遍的な wisdom(知恵)が集約されており、松下幸之助の著作により深く触れられます。
2024年8月中旬まで開催、ビジネスの中心地で松下幸之助の精神に触れる
特別展は2024年8月中旬頃までの開催を予定しています。日本経済の中心地である大手町で、松下幸之助の思想や哲学に触れられる貴重な機会となりそうです。不確実性の高い現代社会において、松下幸之助の『自然の理』の考え方は、多くのビジネスパーソンに新たな視点を提供できるのではないでしょうか。
展示会場の紀伊國屋書店大手町ビル店の詳細な所在地や営業時間については、同書店のウェブサイトで確認できます。ビジネスパーソンの皆さまには、昼休みや帰宅前のひととき、日本を代表する経営者の思想に触れてみてはいかがでしょうか。
【詳細は下記】
紀伊國屋書店Kinoppy 「松下幸之助生誕130 年記念 松下幸之助著作特集」
https://k-kinoppy.jp/php/Kmatsushita_240517/web/