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納言・薄幸さん「安い食材ばっか使ってんなあ...」 一人暮らしの知恵が詰まったレシピが、やけにうまそう

薄幸(納言・お笑い芸人)

2026年01月04日 公開

納言・薄幸さん「安い食材ばっか使ってんなあ...」 一人暮らしの知恵が詰まったレシピが、やけにうまそう

お笑いコンビ・納言の薄幸さんは、これまでテレビやYouTubeなどでたびたび料理の腕前を披露してきました。一人暮らしの中で身につけた自炊の工夫や、家にあるものでさっと作るレシピは、SNSでも注目を集めています。

そんな薄幸さんが、このたび初のレシピ本『納言・幸の今夜もやけに旨いレシピ』(辰巳出版)を刊行しました。

本書に収録されているのは、特別な食材や調味料を使わず、冷蔵庫にあるもので作れる料理ばかり。お酒でも飲みながら気負わず作れる、日常に寄り添ったレシピが並びます。

料理との向き合い方や、本づくりの裏側について、薄幸さんに話を聞きました。

 

レシピ本の話、ついに来たな...!

――まず、レシピの前に書かれたエッセイを読んでいるだけですごくお腹が空きました。文章がとても巧みで、料理の実物を見てみたいと思わせる構成だなと感じました。
この料理本のお話がきたとき、どんなことを思いましたか?

【幸】ありがとうございます。

レシピ本、ついに来たな、と思いました。YouTubeなどでもレシピ紹介を続けていたので、まだかな~と思っていたんです(笑)。

――千鳥さんの番組でも、幸さんのレシピが話題になっていたりしましたよね。
幸さんにとって、料理がある日常、料理という存在はどんなものでしょうか。

【幸】最初は本当に、お金がないから始めたという感じでした。コンビニとか外食が高いので、しょうがなく始めたというか。
でも、やっとお金を稼げるようになってからは、楽しくなったなという感じですね。最初は生きるために作っていただけで、今は楽しいなと思います。

――過去と現在では、料理への感覚も違いますか。

【幸】そうですね。好きな食材とかも買えるようになって、やっと普通に楽しいと思いながら作れるようになりました。

――本の中でも、誰かのために料理を作っている場面が多い印象があります。誰かのために作るときと、自分で食べる料理を作るときで、気持ちに違いはありますか。

【幸】味を濃くしすぎないようにしよう、とは思いますね。濃い味が好きなので、自分が食べるだけの料理にはめちゃくちゃ調味料を入れるんですけど、人に作るときは薄めにするくらいです。
気持ちはあんまり変わらないかもしれないです。自分で作ったやつのほうが、自分が好きな味になるかな、というくらいで。

 

レシピ通りに作るためにスーパーに行かなくていい

――レシピを本で「伝える」ことに関して、難しさや印象はありましたか。

【幸】動画じゃないから、「おいしいよ」っていうのはなかなか難しいかもしれないですね。だからエッセイを書かせていただいて、よかったのかもしれないです。

――掲載するレシピは、どうやって決められたんですか。

【幸】結構サクッと決められたかもしれないですね。
エッセイを出したこともあるんですけど、それより全然楽でした。

――レシピの数もエッセイの文量も、かなりボリュームがありますよね。

【幸】(執筆は)やり始めたら結構早いんですけど、なんせやらないもんで。
溜めちゃいますね。やるまでに何時間もかかる。
書き始めたらダーっといけるんですけど。酒飲みながら書いちゃうし。

――このレシピ本はどんな人に、どんなシチュエーションで読んでほしいですか。

【幸】これを作るためにスーパーに行く、っていうよりは、 冷蔵庫の中にあるものでできたり、買ったはいいけど余っちゃったな、みたいなもので作ってもらえたらなって思います。
そんなに珍しい調味料や食材は使ってないと思うので、余りもので作ってほしいですね。

これを目がけてスーパーに行くより、家の中で完結してもらえたら嬉しいです。

――ご自身も、飲みながら作ることが多いですか。

【幸】はい。キッチンで作りながら飲んじゃいます。
できた頃には結構お腹いっぱいになってる状態ですね。つまみ食いで。

――レシピを一冊にまとめてみて、ご自身の料理について気づいたことはありましたか。

【幸】安い食材ばっか使ってんなあ、って思いました(笑)。

同じものを使うことが多いなとも思いましたね。
だから最後の方にある食材INDEXを見てもらっても、種類はそこまで多くないですよね。
偏ってるんですよね。

――最後のINDEXを見たとき、まさに一人暮らしの人が買う食材が全部載っている! と思いました(笑)。

 

お金がないと選択肢は狭まるけど知識はつく

――調味料や食材の組み合わせは、どうやって思いつくんですか。

【幸】一人暮らしが長いのと、居酒屋とかでバイトしてたので、なんとなく「これとこれを合わせれば失敗はしないだろう」みたいなのは、そこで知識としてつきましたね。

――忙しくなってからも料理は続けていますか。

【幸】正直、前のほうがやってました。Uberを知っちゃったので(笑)。前よりは時間もないですし。一人暮らしを始めた最初の頃のほうがめっちゃ作ってましたね。

お金がない時期の料理は、やっぱり大変でした。お金がないと選択肢は狭まりますね。
でも、本当はもも肉を買いたいけど、鶏むね肉はこうすれば柔らかくなるとか、そういう中で知識はつきました。

――頻繁に使っていた食材はありますか。

【幸】豆腐とか、めっちゃ使ってました。安いので。
以前住んでた家の近くに安い豆腐屋さんがあって、何十円とかで豆腐を買えてたんです。おからとかも売っていたので、大豆製品は結構駆使してましたね。

――本にも「豆腐と卵のマヨグラタン」のレシピが載っていましたね。とても美味しそうです。
調味料でいうと、よく使うのは。

【幸】ポン酢ですね。めっちゃ好きなんで。お酢が好きなんです。

本にも載せた、鯖缶バタポンキャベツは結構今でも作ります。

『納言・幸の今夜もやけにうまいレシピ』より
『納言・幸の今夜もやけに旨いレシピ』より

プロフィール

薄幸(すすき・みゆき)

納言・お笑い芸人

1993年1月24日生まれ、千葉県柏市出身。2017年に安部紀克と納言を結成し、毒舌とやさぐれキャラで人気を博す女芸人。プライベートでは料理とお酒をこよなく愛する。手料理の腕前は芸人仲間からも高く評価されており、晩酌を楽しみながら語る飾らないトークも魅力。テレビやラジオ、YouTubeなど多方面で活躍し、等身大のキャラクターで共感を集めている。

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