なぜか周囲に好かれ、仕事も人間関係も自然とうまくいく人がいます。一方で、努力しているのに空回りしてしまう人も。その違いは、才能や性格ではなく、日々のちょっとした振る舞いにあるのかもしれません。書籍『すぐできるのに99%の人はやっていない「好かれる人」になる55のコツ』より、好かれる人が実践している習慣を解説します。
※本稿は、岡崎かつひろ著『すぐできるのに99%の人はやっていない「好かれる人」になる55のコツ』(三笠書房)より、内容を一部抜粋・編集したものです。
好かれる人は皆、自分から好きになる
「返報性の原理」を知っていますか?
「返報性の原理」とは、簡単に言えば、いいことも悪いことも「やったことはやり返される」という法則です。
たとえば悪口を言われたら、あなたも悪口を言いたくなりませんか? 逆に褒められたら、自分からも褒めたくなるし、優しくされたら、優しくしたくなるものです。
だから、好かれたいと思う人は、自分から好きになることが大事。あなたが好きになった分だけ、まわりからあなたは好かれることになります。
では、どうしたら人を好きになれるのか?
その一番いい方法は、「人のいいところを見る」ということでしょう。
私たちは気づくと、マイナスばかりを気にしてしまうものです。
たとえば、服にシミがついていたら、シミばかり気にします。どんなに素晴らしいお店でも、汚れや嫌な接客が一つでもあると、そればかり気になります。人に対しても意識していないと、悪いところばかり目についてしまうのです。
だから、意識して人のいいところを見るようにしましょう。どんな些細なことでもいいのです。声が明るいとか、笑い方が素敵とか、食事のマナーが美しいとか、服のセンスがいいとか、なんでもかまいません。もしかしたら、自分から見たら素晴らしく見えなくても、他の人からしたら素晴らしく思えることもあります。
自分の価値観に固執せずに、人のいいところを探してみて、好きになる努力をしてみましょう。
些細なことでも褒める
相手のいいところを見つけたら、相手の自尊心を上げることも考えましょう。
好かれる人の特徴は、自尊心を上げてくれる人です。自尊心とは自分を尊いと思う心。誰だって自分は特別な人でいたいし、尊い人として扱ってもらいたいもの。だから、まわりの自尊心を上げる人は好かれるのです。
ではどうしたら、まわりの自尊心を上げることができるのか?
一番いい方法は、些細なことでも褒める習慣を身につけることです。
たとえば、何を言ってもまずは認めてくれて、そしていいところを褒めてくれる。そんな人に出会ったら、あなたは「この人、素敵だな」と思うのではないでしょうか?
つまり人は認めてほしいし、褒められたい生き物なのです。好かれる人はいつも人のいいところを見て、褒めるようにしています。些細なことでも褒めるのです。
「そのネクタイ素敵ですね」
「笑顔がとっても気持ちいいですね」
「あなたみたいな人と一緒に仕事をしたい」
そんなことをいつもいつも口にしています。
実際、私が以前メンターにしていた方は、人へのメールの送り方、挨拶の仕方、服装など何でも褒めていました。どうしても褒めるところがなければ、「耳たぶを褒めろ」なんて言うほど。
どこか褒めるところがないかとアンテナを張ると、人の見え方が変わってきます。人のいいとこ探しをして、たとえ些細なことでも褒めまくりましょう。褒めることができる人は好かれますよ。
うまくいく人には子供らしさ、可愛らしさがある
●いつまでも無邪気な子供心を持つ
ある勉強会でのこと。
私たちは4人で勉強会をおこなっていましたが、場所はそのうちのお一人のご自宅でした。ただ自宅といっても、実業家の方だけあって、海の見える風光明媚な立地に建つ相当な豪邸です。
私と主催者のほかのメンバーは、書道家の先生と絵本作家の方でした。食事は、主催者の奥様の手料理。こだわったパンと野菜、さらに手作りのハンバーグを間に挟んだハンバーガー。
私が「うまい!いくらでも食べられますね」と食事に一生懸命になっていると、書道家の先生が急に席を立ちました。
「どうしたんだろう?」
皆、先生に視線を向けます。
走っていった先はキッチンでした。嬉しそうな顔をして戻ってこられると、「本当においしくて、この気持ちをすぐに伝えたかった」と、奥様に感想を伝えに行ったと言うのです。
子供のように自分の気持ちに正直で、すぐに行動する。それを見て私は「素敵な人だな」と思いました。案の定、食事の後に奥様と話をすると、「先生が走って来てくれて嬉しかった」と話されていました。
大人になると、気持ちよりも世間体とか正しさを優先してしまいますね。でも、これでは可愛くないでしょう。好かれる人は可愛いのです。
いつまでも、子供心を持って無邪気に過ごせる人こそ可愛いし、可愛がられる人なのです。
書道家の先生のように、気持ちを素直に表現して、行動できる人になりましょう。
「可愛い」を褒め言葉ととらえる
ある経営者の方からも、好かれる秘訣を教えていただきました。
「好かれる人になりたかったら、可愛がられるって大事なんだよ。人懐っこい子犬みたいに、明るく、楽しそうに人と接してみるといいね」
子犬って可愛いですよね。子犬くらい可愛いやつだと思われたら勝ちです。
ただ一部の方(とくに男性)は「可愛い」を褒め言葉と思っていないことがあります。なめられているとか、からかわれているような感覚なのかもしれませんね。
もしかしたら、英語圏の影響もあるのでしょうか? 大人の女性に向かってcuteというと怒られます。子供っぽいという意味が含まれてしまうそうです。
私が思うに、書道家の先生のように、うまくいっている人ほど子供っぽさがあったりするものです。無邪気に遊んでいたり、いたずら心があったり。子供心があったほうが新しい発想ができていいことだっていっぱいあります。いいじゃないですか、子供っぽい一面があったって。
どうしたら可愛がられるか?
どうしたら可愛くなれるか?
男性も女性も、どうしたら可愛くなるかを考えてみても損はないですよ。








