海外に紹介したい「日本の祭り」といえば?【投票受付中】

歴史街道脇本陣、今月のお題はこちら!海外に紹介したい「日本の祭り」といえば?
2012年10月12日 公開
《 『[速習!]シンプルに文章を書く技術』より》
ビジネス、日常生活を問わず、私たちは文章を書く機会が多くあります。いや、正確には、“手で書く”機会自体は減っているかもしれません。
そこで、ここでは“文章による情報発信=書く”としてとらえてみましょう。
パソコンで報告書や企画書を作成する人も多いでしょうし、携帯電話でブログやツイッターの投稿をしている人もいらっしゃるでしょう。メールに関しては、ほとんどの人がビジネスや日常生活のさまざまな場面で作成していることでしょう。そしてもちろん、手書きの報告書を書く方もいらっしゃいます。
つまり、多くの方がなんらかの形で文章を“書いて”いるのです。
さて、逆に“文章を読む”機会についてはどうでしょうか。
本や雑誌に書かれている“活字”を読む機会は減っている傾向にあるかもしれません。しかし、そのかわり、インターネットや携帯電話などで文章に触れる機会は増えているのではないでしょうか。
情報を調べようとインターネットを検索すると、企業の情報だけでなく、個人サイトやブログのような個人が作成した文章なども引っかかってきます。
しかし、ホームページやブログ、そしてパンフレットなどで見かける文章の中には、思わず読む気をなくしてしまうものも少なくありません。なぜなら、本来は「人に読んでもらう」ために公開している文章であるにもかかわらず、「読み手に対する配慮が欠けている」と感じるものが多いからです。
だれでも手軽に情報発信できる時代だからこそ、自分の書く“文章の質”に責任を持つ必要があると思います。
たとえば、だれが読んでもわかりやすい文章を書いたり、誤解を与えない文章を書く必要があります。
つまり、 ①正確に、②わかりやすく、③簡潔に書くこと が重要になっているのです。でも、文章を書くうえで押さえるポイントは、実はこの3つで充分なのです!
さて、私はさまざまな企業や団体などで人材開発のお手伝い(コンサルテーション・研修講師)をさせていただいています。
私は日本語研究のスペシャリストではありませんが、ビジネスや研修の場で、わかりやすい表現やプレゼンテーションを長年研究してきました。
だからこそ伝えられる文章のコツがあると思うのです。
ここでは、拙著 『【速習!】シンプルに文章を書く技術』 でご紹介した、より“他人に喜んで読まれる”文書のコツやポイントの中から、信頼される文章を書くポイントの1項目ご紹介しましょう。ご参考にしていただければ幸いです。
情報の検索にインターネットを活用することは、たいへん便利です。しかしながら、インターネットを含めて、世の中に公開されている情報をすべて鵜呑みにすることは危険です。特にインターネットは、コピー&ペーストで元の情報が切り貼りされ、本来の趣旨とは違う情報の使われ方をすることも多くあります。
では、 練習問題 です。以下の文章を読んで、疑問に思った箇所があれば指摘してください。
<問題>
〔1〕当社も、経営トップがどんどん外に出て、当社のPRと提携先探しをしたほうがよいと思います。これからは、グループ会社だけに頼る経営は難しいと思いますし、「社長の仕事の9割はコミュニケーションだ」という調査さえあるからです。
〔2〕今朝のテレビで放送していたのだが、街頭調査では、今後も景気が悪化すると予想する人が過半数を超えていた。我が部門も、新商品△△を景気悪化に左右されない商品へと育てていこうではないか!
いかがでしたか?
検索してたまたま引っかかった「出典不明な情報を引用することは、時には有効なこともあります。しかし、長い目で見るとあなたの情報発信の信頼性を低下させてしまうことでしよう。
では、先ほどの練習問題について考えてみましょう。
<問題>
〔1〕当社も、経営トップがどんどん外に出て、当社のPRと提携先探しをしたはうがよいと思います。これからは、グループ会社だけに頼る経営は難しいと思いますし、「社長の仕事の9割はコミュニケーションだ」という調査さえあるからです。
(解説)
一見もっともなことを言っていますが、「社長の仕事の9割はコミュニケーションだ」という言葉の出典が不明確で、説得力が下がってしまっています。社会的に信頼できる言葉なのか、裏付けをしっかり確認したうえでデータは使いましょう。また、ブログなどに載っている言葉は、信頼性に気をつけましょう。事前にしっかりと調べてあれば、あなたが質問されたときも即座に答えられますよね。
<問題>
〔2〕今朝のテレビで放送していたのだが、街頭調査では、今後も景気が悪化すると予想する人が過半数を超えていた。我が部門も、新商品△△を景気悪化に左右されない商品へと育てていこうではないか!
(解説)
企業の部門内でそれなりの影響力を持つ人の文章のようですが、テレビの情報を記憶だけで書いていることが問題ですね。極めてあいまいな情報です。しかもここで言う「街頭調査」はクセモノですね。
本当に、これが日本人の総意として受け取ってよい調査なのでしょうか。納得できる結果であるかを、常に意識しましょう。
インターネットは、情報検索が自在にできるため、非常に便利なツールです。しかし、情報のコピー&ペーストが簡単にできることに加えて、自分で情報を変えてしまうケースも多くあります。
ニュース記事なども、注意深くオリジナルをたどっていくと、話が変わっていたり、情報の一部のみが切り取られてしまったり、勝手に別の内容に変更されてしまっていたり、より衝撃的な見出しに変わってしまったりします。
便利である半面、私たちに情報リテラシー(情報の正確性を判断し、上手に活用する力)が求められているんですね。
☆ 先生!僕もインターネットの情報をそのままコピーし使ってしまうことがあるんですが......、どんな点に気をつければよいのでしょうか。
★ 安易なコピー&ペーストは、気をつけたほうがいいですよ。危険です。インターネットだけではありません。新聞に載っているデータなども、こんな点を意識的にチェックするよう、心がけましょう。
【情報やデータを引用する前にチェックすること】
(1)だれが・だれに対して・どのような方法で調べたのか
(2)どのような意味があるのか
(3)それが一般論として通用するのか
公開されているデータは、このような情報を正しくつかんだうえで活用しましょう。
そして、もう一つ大切な点は、データや情報の出典を明記することです。それによって、情報を受け取る側も自分で考えたり、調べたりすることができます。
潮田、滋彦
(うしおだ・しげひこ)
人材開発コンサルタント、 トウ・ビー・コンサルティング代表
1964年、東京都生まれ。学習院大学経済学部卒業。「トウ・ビー・コンサルティング」代表。人材開発コンサルタント。創造性開発、ビジネスライティングカ向上、プレゼンテーションカ向上、企画提案力向上、対人対応力向上、リーダーシップカ向上、問題解決力向上、トレーナ養成などの研修講師・プログラム開発などを実施。ビジネスパーソン向けの研修で、10000時間以上の講師登壇・のベ 10万人以上、100以上の企業・団体への指導実績をもつ。「楽しくて役に立つ参加型の研修」「一人一人の個性を生かし引き出す研修」がモットー。米国NLP協会認定マスタープラクティショナ一、経済産業省認定ITコーディネータなど。
著書に『知恵の素』(PHP研究所)などがある。
ブログやツイッター、メールなど、だれでも手軽に情報を発信できる時代。しかしながら、思わず読む気をなくしてしまう文章も少なくない。では、どうすれば相手に伝わる文章、喜んで読んでもらえる文章を書くことができるのか。
本書では、165の練習問題を解いていくことで、3つのルールが体得でき、いつの間にかレベルアップする、読み手をうならせるテクニックを公開する。
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