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英語勉強法「7つの間違い」―孫正義氏の元秘書が教える!

2014年12月17日 公開

三木雄信(元ソフトバンク社長室長)

《『海外経験ゼロでも仕事が忙しくても英語は1年でマスターできる』より》

英語は1年でマスターできる

 外国人との交渉や会議の場にたびたび同席して気づいたのは、孫社長の英語は聞き取りやすいということでした。ネイティブの英語がまったく聞き取れない私がそう感じるということは、かなり日本語なまりがあるということです。

 注意して聞いていると、使う表現も限られているし、話すスピードもネイティブに比べればゆっくりです。それでも海外企業の大物たちを相手に一歩も引くことなく交渉し、最後は必ず相手を説得していました。

 これらの経験を通じて、私はビジネス英語とは次のようなものだと理解しました。

 (1)流暢に。話せる必要はない。
 (2)限られた表現を覚えればいい

 これなら英語が苦手な自分でもできるかもしれない――。そう考えた私は、英語の勉強を始めることにしました。

 勉強開始にあたって決めたのは、「交渉で負けない英語力を1年で絶対に身につけること」ということです。これを必達目標にしたのは、孫社長が交渉相手と大枠の条件を決定した後に、細部を詰めるのが私の仕事だったからです。また、会社が待ってくれるギリギリのラインが1年だろうと考え、それを自分で期限に設定しました。

 ただ当時は、孫社長のもとで日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)の買収やナスダック・ジャパンの立ち上げといった大型プロジェクトをいくつも抱えていた時期だったので、仕事は超多忙でした。日付が変わってから帰宅して、さらに自宅でも持ち帰った仕事をこなすという日が珍しくありませんでした。

 そんな日々の中では、1分1秒たりとも時間を無駄にできません。なんとかして最短最速で英語をマスターできないか、私は必死に知恵を絞りました。

 そして「目標を達成するために必要のない勉強はしない」と割り切ることにしたのです。というより、そうするよりほかに選択肢がなかったというのが正しいでしょう。なにしろ1年後に英語で交渉ができるようにならなければ、孫社長に見限られてしまうのは確実でしたから。

 凡人を自認する私が、クビになりたくない一心で考え抜いた結果、生まれたのが、本書でご紹介する「最短最速の英語勉強法」だったのです。

 これを実践していただければ、どんなに忙しい社会人の方でも、わずか1年の勉強で「使える英語」をマスターすることができます。

 

1年で英語をマスターできる人、いくら勉強してもマスターできない人

◆社会人の英語学習における7つの間違い◆

 日本には、「長年勉強しているのに英語がものにならない」という“英語学習難民”があふれています。

 書店に行けば英語の本がずらりと並び、街を歩けば英会話学校の看板をあちこちで見かけます。それだけ多くの人が、一生懸命に英語を学んでいるということです。

 とくに仕事を持つ社会人の場合、限られた時間をやりくりしつつ、時には疲れや眠気と闘いながら学習をしなくてはいけないので本当に大変です。私も非常に仕事が忙しい時期に英語を勉強したので、その苦労はよくわかります。

 だからこそ、せっかく時間と労力をかけて勉強したのに、「使える英語」が身につかない人がいるのは、とてももったいないと感じるのです。

 これだけ勉強しても英語をマスターできないのは、多くの日本人が英語学習について誤った思い込みをしているからです。それに気づかない限り、いくら勉強しても英語をものにすることはできないでしょう。そこでこの章では、英語学習において多くの人がやりがちな「7つの間違い」について解説します。

 1年で英語をマスターできる人と英語学習難民は、どこが違うのか――。

 まずはその点をはっきりさせてみたいと思います。

 

◆英語が身につかない7つの原因◆

<間違い・01>英語を勉強する目的があいまい

<間違い・02>「ビジネス英語は日常会話より難しい」と思っている

<間違い・03>いろいろな教材をつまみ食いしすぎる

<間違い・04>インプットばかりで、アウトプットの練習が不足

<間違い・05>「正しい英語で話す」ことを目標にしている

<間違い・06>「海外留学しないとマスターできない」と思っている

<間違い・07>「長期間勉強しないとマスターできない」と思っている

★では<04>の解説ご覧ください。

<<次ページ>>インプットばかりで、アウトプットの練習が不足

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