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思い込みを捨てよう!~「気にしない」習慣

2015年11月19日 公開

植西聰《著述家》

植西聰著『「気にしない」習慣』より

自分のせいだと思わない。できないことがあってもいい。

 

「他人が自分をどう思っているか」を考えすぎない

 西アジアにこんな寓話があります。

 昔、あるお金持ちの女性が結婚相手を探していました。
 あるとき、彼女はAという男性と交際するようになりました。
 そこで、彼女は探偵を使い、Aが自分のことを本当はどう思っているのか、それとなく探らせることにしました。
 その結果、探偵は、Aが彼女のおしゃべりなところを少々気にしていることを突き止めました。
 そのことを報告したところ、彼女は「そんなことを思っている男とは結婚するのはよそう」と考え、Aのプロポーズを断ることにしました。
 その数年後、今度はBという男性とつきあうようになりました。そこで、彼女は再び探偵を使い、Bが自分のことを本当はどう思っているのか、それとなく探らせることにしました。
 その結果、探偵は、Bが彼女の甘いモノ好きなところを少々気にしていることを突き止めました。
 そのことを報告したところ、彼女は「そんなことを思っている男とは結婚するのはよそう」と考え、Bのプロポーズを断ることにしました。
 それから、さらに数年の年月が流れ、今度はCという男性とつきあうようになりました。
 そこで、彼女は再び探偵を使い、Cが自分のことを本当はどう思っているのか、それとなく探らせることにしました。
 その結果、探偵は、Cが彼女の病弱なところを気にしていることを突き止めました。
 そのことを報告したところ、彼女は「そんなことを思っている男とは結婚するのはよそう」と考え、Cのプロポーズを断ることにしました。
 結局、この繰り返しだったため、その女性はとうとう誰とも結婚できなくなってしまい、年老いたときに大いに後悔するハメになりました。
 そして、すでにたくさんの孫までもうけていた男性Cは、この話を聞いたとき、親しい人にポツリとこうもらしたのです。
「彼女は病弱だったので、私は彼女のことを、人一倍、大事にしようと考えた。それなのに、彼女は私の気持ちなどちっともわかってくれなかった」

 さて、ちょっと長くなりましたが、この話は現代を生きる私たちにも大いに参考になると思います。
 「人は自分のことをどう思っているのだろう」「どう評価しているのだろう」ということばかり考えていると、そちらのほうに意識が向いてしまうようになり、些細なことで一喜一憂を繰り返すようになるため、いつまでも悩みが尽きないということです。
 「あの人は私のことをどう思っているのだろう」「私はみんなからどういう目で見られているのだろう」ということを気にしている人がいます。
 そういう人は、悩みが増えるだけなので、「みんなからよく思われなくてもいい」「どう思われてもいい」くらいの気持ちを持つようにしましょう。
 別に大勢の人から好かれなくたっていいのです。
 それに人の評価というものは千差万別です。
 相手のある部分を短所として受け止める人もいれば、長所として受け止める人だっています。
 ですから、他人の評価に合わせて、いちいち振り回されないように心がけることが、悩みを消すためには重要になってくるのです。

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冷たい態度をされても落ち込まない >

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