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話し方のプロが数万人との会話でみつけた!「会話がつまらない人」の共通点とは?

2018年01月24日 公開

野口敏(グッドコミュニケーション代表取締役)


 

なぜ、会話がつまらない人が生まれるのか?

みなさま、こんにちは。
話し方教室TALK&トーク主宰の野口敏です。
さて、ずいぶん多くの方が、
「会った人につまらない人だと思われたくない」
「会話中に相手が退屈そうになっていくのが、とても耐えられない」
「飲み会で、自分の周りからだんだん人がいなくなるのが寂しい」
と不安を言葉にしています。
そんな方は、「マジで会話が苦手……」と思っていらっしゃるのではないでしょうか。こういう心配があると、人とリラックスしてお話することができなくなりますよね。
でも大丈夫。そんなあなたも、ちょっとしたコツをつかむだけで、楽しく話せるようになり、まわりの人から「楽しい人」と思われるようになれます。

かつては"無口が美徳"と称えられ、おしゃべりは軽薄と蔑すまれた時代がありました。会話にこれほどまで面白みが求められたことがあったでしょうか。現代は口下手な方には生きにくい世の中になってしまいました。
では、なぜ会話がつまらない人が生まれるのか。会話が苦手だという方のために、まずはこの原因についてお話をしておきましょう。

会話が楽しくなるときというのは、互いの気持ちが感じられ心が通じ合った状態になったときでしょう。
「この人はそんなときに、そう感じるのか」
「そうするのか」
「そう来たか」
という話になれば、相手はきっとあなたの話に引き込まれます。
つまり、話の中に、
「あなた自身の気持ちや感じ方」
があれば、人はあなたにとても興味を抱くということなんですね。

たとえば、フェイスブック。
ある女性は、
「フェイスブックをはじめた人が真っ先にするのが、別れた恋人を検索することなんだって。私は別れた彼氏のその後なんて、どうでもいいわ」
などとお話ししてくれました。

どうでしょうか。
ここから聞いてみたいことは山ほどありそうですし、自分もそのことについて語ってみたくなりますよね。
このあとに彼女、
「実はちょっと検索してみようかなとも思ったのですが、もう名前を思い出せなくってやめました」
なんて話してくれたんです。
ここまで言われると、そこから話に花が咲き、「生ビールもう一丁」「へい、喜んで」ってな調子で、夜更けまで語り明かしたくなります。

しかし会話がどうしてもつまらない方向へと行きがちな人は、
「人は……であらねばならない」
「……であってはならない」
という制約を自分に課している場合が多いのです。
つまり、本来自由であるべき自分を、様々な思い込みから鎖で縛りつけている状態と言えばいいでしょうか。

「人は正しくあらねばならない」
「悪口を言ってはならない」
「プライベートなことは人に語るべきではない」
……こんな思い込みが、心にある思いを外に吐き出すことを拒みます。そして出て来る言葉は、解説者のような言葉ばかりになります。
「フェイスブックはアメリカのマーク・ザッカーバーグという人がまだ大学生のときにはじめたんです」
「日本での利用者は2千万人を超えているようですね。世界ではもう20億人が使っているらしいです」
なんていう会話になります。
もうすでにつまらないでしょ。
同じフェイスブックから出た話なのに、先ほどの「別れた彼氏のその後なんて、どうでもいいわ」の女性と比べると、楽しさがまったく違うのがよくわかりますね。

私の生徒たちにも、
「そこの部分をもっとしゃべってみよう」
とハッパをかけると、多くの方が異口同音に、
「そういうことは人に言うべきことではない、と思い込んでいました」
と教えてくれました。
 

数万人と話して分かった、口下手な人の共通点

ちなみに、私はコミュニケーションの取り方をお伝えしてもう二十年以上になります。そんな中で、口下手な方と数万人単位でお話しさせていただきましたが、みなさんの特徴は、
「面白い話をしないといけない」
という思い込みでした。

人間というのは、
「……でなければならない」
「……しなくてはいけない」
と思い込むと、決してその通りにはできないもの。私などゴルフのときに練習通りにショットできた経験は一切ありません。

口下手な方は苦手意識が働いて、つい「面白い話をしなければ」と力が入るのでしょう。すると当然プレッシャーがかかり、いい話は思いつかず、いい話がないから口が重くなるという悪循環に陥おちいって、「つまらない人」というありがたくない称号をいただくことになります。

まずは力を抜きましょう。
そして、
「面白い話をしなければ」
という制約から自由になるのです。そして、あなたがしてみたい話をしてみましょう。それは「スマホの使い方がむずかしい」でも、「朝食はご飯に納豆に限る」でもなんでもOK。自由になると、素朴な話が案外楽しい話になるものです。

面白くするコツについては、拙著『マジで会話が苦手でも、「楽しい人」になれる本』でくわしくお伝えしていますが、なんといってもあなたの口から言葉が出ないと物事ははじまりません。私だってゴルフの練習場でなら、失敗したっていいという気持ちで打ちますからナイスショットの連発ですよ。知らない人から「お上手ですなあ」なんてよく言われるんですから。

会話も失敗したっていいという気持ちでいきましょう。
 

※本記事は、野口敏著『マジで会話が苦手でも、「楽しい人」になれる本』(PHP文庫)より一部を抜粋編集したものです。

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