「やってはいけない」が「やっても大丈夫」に変わる
あなたにとってショッカーのような存在の人を、どうして目指さなきゃいけないんだと思うかもしれません。
でもちょっと考えてほしいんです。そのショッカーのような人は、
「あんなことをしちゃダメ」
「自分だったらあんなことはしない」
と、自分が封印してきたことをやっている人なのです。
ということは、今までダメだと思っていたことをやっているショッカーこそが、人生大逆転の鍵を握っているわけです。
自分にとって嫌なあの人みたいなことをすると、人生がどんどん変化していきます。
なぜなら、今までやってはいけないと思っていたことが「やっても大丈夫なんだ」と思えるようになるからです。「やっても大丈夫」と思えるようになると、怖いことがなくなって、どんどんやりたかったことにチャレンジできるようになります。
そうすると、さらに人生は変わっていきます。
否定・禁止・抑圧から自由になる
あなたが、その嫌な人がやっているようなことをし始めると、どうなるか。
自分が自分にかけていたブレーキ、つまり、否定・禁止・抑圧から自由になります。言い換えると、「〜してはいけない」から自由になるということです。
親孝行をしなくてもいい。
甘えてもいい。
愚痴や悪口を言ってもいい。
礼儀正しくしなくてもいい。
人前で泣いてもいい。
人をねたんでもいい。
もらったお金で遊んでもいい。
責任を取らずに逃げてもいい。
自分の子供を愛せなくてもいい。
人に迷惑をかけてもいい……。
今まで「ダメ」だったことを、オセロをひっくり返すように、「いい」にしていく。
これができるようになると、それまで縛られていた自分の価値観から自由になります。
そして、自由になった人から、自分の本当にやりたいことができるようになっていきます。
人生の大逆転は、自分が嫌いな人をお手本にすることから、始まっていくのです。
※本記事は、心屋仁之助著『最初で最後の講演録 人生を大逆転させるには』 (かんき出版) より一部を抜粋編集したものです。