佐々木俊尚 ヴァーチャルの進化が企業にもたらす変革とは

「VR」は我々の仕事や生活にどんな影響を与えうるのか。テクノロジーについて豊富な知見を持つ作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏にうかがった。
2018年06月20日 公開
<<これまでがんばってきた、我慢してきた、人に頼らずやってきたのに、なぜか人生が好転しない……。
そう思っているのなら、自分を変えるために「あなたが嫌いな人」を真似るべきだ――そう話すのは、昨年の10周年講演会ツアーを書籍化したものが話題でいる、心理カウンセラーとして絶大な人気を誇る心屋仁之助氏だ。
嫌いな人を目指すというのは一体どういう意味か、自分を自由にする「魔法のフレーズ」と共に、心屋氏が解説する。>>
私はしばしば現代人の多くががんばりすぎているという話をします。
「がんばること」が素晴らしい。
「我慢すること」が素晴らしい。
「私がやること」が素晴らしい。
これらの信念を持っている人は、背負うものが大きすぎて、身動きがとれなくなっている状態になっているかもしれません。
実はこれが、人生の大逆転を阻んでいる理由なのです。
これをひっくり返して、がんばらず、我慢せず、私がやらずに人に任せるということは、「わがままになる」ということです。この「わがままになる」ことが、人生を大逆転させるためには必要なことです。これは、ある意味「嫌われる勇気」です。
私がこのように伝えると「みんながわがままばかり言っていたら、世の中むちゃくちゃになる」と言う人がいます。
でも、その心配はありません。なぜなら、この記事が気にかかりクリックをしてくれて、これを読んでくれている人のほとんどは、基本的に「いい人」だからです。
一生懸命がんばって、自分が我慢してすむなら我慢して、人に迷惑をかけないように全部自分でやることが素晴らしいと考えている、いい人なんです。乱暴を働くとか、人に思い切り迷惑をかけるような酷い人はいません。
そういう人が、今日から勇気を出して「よし、わがままに生きよう」「人に迷惑をかけて、好きなことをやっていくんだ」と思ったとしましょう。
そういう人が、人にかける迷惑は「ネコパンチ」みたいなもの。誰にもダメージは与えない、かわいいもんです。
だから、安心して、もっとわがままになって、もっとネコパンチしてほしいんです。
「がんばること」「我慢すること」「私がやること」が素晴らしいと考えて生きてきた人は、「正義の味方」として生きてきた人生です。
「正義の味方」は毎日何をしているか。それは毎日、悪ばかりを探して生きてきたということです。仮面ライダーも、ショッカーがいなければ、ただの大きなバッタだもんね(笑)。
あなたが正義の味方としてふるまっているということは、あなたの周りにショッカーがいて、あなたはそれを退治しようとしてきたはずです。
なにをやってもダメダメな人、人に迷惑をかける人、全然がんばらない人。
「私だったら、絶対あんなことはしない」と思うショッカーのような人が、あなたの近くに一人はいるのではないでしょうか。
その人の顔を思い浮かべてください。
その人こそ、あなたがこれから目指すべき人です。
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ヴァーチャルないしデジタルは、ウィズコロナの社会に欠かせないものとなっています。その発展はますます、ビジネスの可能性を広げることでしょう。
2020年はまさに「コロナ」に振り回された年だった。多くの企業が危機に陥り、厳しい状況は今も続いている。だが、経営コンサルタントとして数多くの企業を指導している小宮一慶氏によれば、この厳しい状況を飛躍のバネとしている企業も多いという。
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商人には好況不況はない、何(いず)れにしても儲けねばならぬ。松下幸之助はに危機をいかにして克服してきたのか。
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