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「肉ファースト」の食事が メンタルの不調を防ぐ!

溝口 徹(新宿溝口クリニック院長)

2018年08月22日 公開 2023年09月07日 更新

脳と身体に良い食べ方は「肉ファースト」

 うつにならないためには、糖質をできるだけ控え、タンパク質をしっかりとる食事を心がけることが大切です。

 朝食は、ご飯やパンよりも、卵料理やハムなどにします。昼食は、外食ならステーキやハンバーグをご飯抜きで注文する。フレンチの食事なら、パンとデザートさえ食べなければ、何を食べても構いません。コンビニで買う場合は、サンドイッチとおにぎりは避けて、サラダチキンやゆで卵、タンパク質の具材が入ったサラダなどを選ぶと良いでしょう。

 夜、飲みに行く場合は、つまみは炭水化物を避け、お酒もビールではなく、糖質を含まない焼酎やウイスキーを選ぶようにしてください。小腹が空いたら、甘いお菓子の代わりに、焼き鳥、唐揚げやナッツ類を食べると良いでしょう。

 脳と身体に良い食生活のポイントは、ズバリ、「肉ファースト」です。最初にお肉、次いで野菜で胃袋を満たせば、ご飯はさほど食べたくなくなります。炭水化物を減らして満腹感を得られる方法を工夫してみてください。

 

『THE21』2018年8月号

取材構成 前田はるみ

著者紹介

溝口 徹(みぞぐち・とおる)

新宿溝口クリニック院長

1964年、神奈川県生まれ。福島県立医科大学卒業。横浜市立大学医学部、国立循環器病センターを経て、97年、溝口クリニック(現・辻堂クリニック)を開設。2003年、日本初のオーソモレキュラー栄養療法専門クリニックである新宿溝口クリニックを開設。年間50回を超える患者や医師向けの講演活動を行なっている。『最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門』(光文社新書)、『まず「白米」をやめなさい!』(あさ出版)など著書多数。

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