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あなたの仕事の8割は、「やらなくてもいいこと」だった

佐々木常夫(元東レ経営研究所社長)

2019年04月25日 公開 2024年12月16日 更新

あなたの仕事の8割は、「やらなくてもいいこと」だった

人生観を持たなければ働き方は変えられない

あなたが働き方を変えたいなら、大前提として「自分はどう生きたいのか」という人生観を持つことが必要です。

「働き方」とは、すなわち「生き方」です。私は管理職時代にチームの残業を減らし、自分も毎日定時に退社していましたが、それは「家族を大事にしたい、友人とも会いたい、勉強や読書もしたい」という人生観があったからです。

となれば、「これらの時間を確保するために、どんな働き方をすべきか」を考え、仕事のやり方を工夫するしかありません。

ところが多くの人は、「仕事が忙しいから、家族と夕飯が食べられないし、友人とも会えないし、勉強も読書もできない」と考える。自分に主体性がないから、集団や組織の論理に従って言われるままに長時間労働をしてしまうのです。

生産性を上げて残業せずに済むようにしたいなら、まずは自分の人生観を持つことから始めてください。

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「決めて、略して、修正」のサイクルを回そう

著者紹介

佐々木常夫(ささき・つねお)

佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表取締役

1944年秋田市生まれ。6歳で父を亡くし、4人兄弟の次男として母の手ひとつで育つ。1969年東大経済学部卒業、同年東レ入社。30代前半に倒産しかけた会社に出向し再建。1987年社長のスタッフとして経営企画室で経営革新プログラムを担当。1989年繊維の営業でテグス(釣り糸)の流通改革を断行。1993年プラスチック事業企画管理部長。2001年取締役経営企画室長。2003年東レ経営研究所社長。2010年同社特別顧問。2013年より佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表取締役。著書に『会社で生きることを決めた君へ』(PHP研究所)などがある。

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